GAME07 ページ9
パカが指すように手袋を外して左手首を見てみれば”NO13”の文字と9桁の数字が刻まれている
刺青か何かだと思い数字を摩ると、右端の数字1カウント回った
貴「！」
「えっやだ、なにこれ！」
「とれません...」
ﾊﾟｶ「体表型カウンタです。お休みの間にナノチップを埋め込ませていただきました」
体表型カウンタ＿恐らくさっき話していた再生数がこの数字ってわけね..
お休みの間ってことは拉致したのもこの監視官ってことかしら
ﾊﾟｶ「そのカウンタ、街のメインサーバーと連動しておりまして"再生数”をリアルタイムでお知らせいたします」
「再生数って...」
ﾊﾟｶ「ええ、入出様にはおなじみの言葉でしょう？...そちらのお三方も
戦国実況の鬼ヶ崎様にホラー実況の更屋敷様とオール実況の如犠様」
彼に引き続き私たちに顔を向けたパカは教えたはずのない名を口にする
不信感を募らせながらパカに体を向けると、隣にいたカイコクさんが番傘を構え前に出た
ｶｲｺｸ「...オイ、名乗った覚えはねェぜ。何モンだ？それ取ってツラ見せな」
ﾊﾟｶ「嫌でございます、恥ずかしい」
ｶｲｺｸ「...嬢ちゃん、刀貸してくんな」
「はい喜んで」
貴「カイコクさん、一撃でお願いします」
ｶｲｺｸ「ああ、任しときな」
ﾊﾟｶ「やや...ワタクシピンチ」
がっちりと被り物の裾を掴み下へ引っ張るパカに、痺れを切らしたカイコクさんは彼女に渡していた刀を手にする
が、焦るようすもなく淡々と話続けるパカは一変して声を低めた
ﾊﾟｶ「フフ、13番街の皆様はそろってお気が短いようで。では単刀直入に申します。貴女がたがここでなすべきことはただひとつ、そのカウンターを一億までまわすこと
...すなわち＿”『ナカノヒトゲノム』リアル実況において、再生数一億ビューを達成すること”でございます」
「「「！」」」
この時はまだ何も知らなかった＿
ﾊﾟｶ「なお、プレイ時間は無限にございます」
これから私たちの身に何が起きるのか＿＿
ﾊﾟｶ「どうか”死ぬ気”で実況してくださいませ」
＿そして＿＿
最悪な悪夢の始まりに＿＿＿
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ティア(プロフ) - ザクロさん» わわっとても嬉しいです、ありがとうございます！頑張りますっ (2019年8月27日 22時) (
レス) id: a84115a91a (このIDを非表示/違反報告)
ザクロ - すごい面白いです！更新頑張ってください (2019年8月27日 7時) (レス) id: 13cb67c2ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ティア | 作成日時：2019年8月18日 12時
