【銀魂】ただ…壊したかった

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あれから私は家に帰った。

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貴方「・・・ただいま」

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返事が返ってこない。
まぁ、それは当たり前で、家に私以外はいない

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家族はとうに亡くなってしまった

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そんな私も家族を失いもう生きる気力すら失っていたところを救ってくれたのが
松陽先生だった。

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だが・・・松陽先生もこの世から去ってしまった

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その後、私は・・・私達は大きな戦争に出た

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けれど失ったモノはもう取り戻せなくて

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その戦争が終わっても何も感じなかった。

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私は何でこんな穢れた世界にいるんだろう

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あいつ等も私といる事で、また去ってしまうのでないか・・・

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私はまた大切な人を失うという恐怖に陥った

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それと同時に大切なものを奪っていったこの世界が許せなかった

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だから私はその戦いが終わると同時にあいつらの前から姿を消した

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それからは随分と姿を変え、まるで別人のように生きてきた。

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それはつまり自分で夜月Aを殺したという事

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それでも構わなかった

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自分が今、どうしてこの世界にいるのか
求めているものは何なのかがわかれば・・・

四→←二

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