【銀魂】ただ…壊したかった

一 ページ3

雨の中

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私の歩く音と、雨水が落ちる音しか聞こえない

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私はどこへ向かう？

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私の帰るべき居場所なんてない・・・

あ、もう一人誰かいた・・・

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貴方「誰・・・」

？？「あ？何で見知らぬ人に名前を教えなきゃいけねぇんだよ」

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それもそうだ。
でも私は貴方を知っている

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何故、気づいてくれない？

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貴方「・・・やはり・・・人間はその程度のものか・・・」

私はそいつの横を通り過ぎる

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がー・・・

ガシッ・・・

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？？「そりゃーどういう意味だぁ？」

貴方「そのままの意味だ・・・
やはり人間は最低なモノ生きている価値などない」

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そう人間に生きている価値などない

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だけどその醜い人間で、心まで穢れてしまっている自分はもっと
価値などなくて・・・

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この世で一番大嫌いなモノだ・・・


カチャリ・・・

静寂の中、鞘から刀を出した音がやけに響いた。


貴方「これ以上、口出しをするというのなら斬るぞ」

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だがアイツは怯えた表情をするわけでもなかった。

まるであの時と同じじゃないか・・・

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だがコイツはもう私のことなんて覚えてない。

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貴方「じゃあな・・・また会おう。『白夜叉』さん？」

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？？「！？・・・お前・・・」

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