#58 ため息 ページ22
少し遡りーーーー
ジャーファルside
雨が降りそうな漆黒の雲
もう昼刻過ぎだというのに、Aは帰ってくる気配がなかった
ジャ｢さすがに遅すぎなのでは...？まさか迷子とか言いませんよね...｣
｢あ！ジャーファルさん！｣
隣で仕事をしていた政務官がまるで何かを思い出したかのように話しかけた
｢ひょっとしたら、Aさんこの国に来たばかりで店の場所分かんなくて迷子になってるとかありませんか？｣
｢確かに今の時間帯、とても人が多くなっていますしね。...大丈夫かしら｣
とその隣の政務官もAを心配している様子だった
やはり...迷子なのか？
一応元暗殺者ではありますし、こういうのは慣れてるはずなんですけどねぇ
ジャ｢...はぁ、全くどれだけ仕事を増やせば気が済むのやら。ｶﾞﾀｯちょっと探しに行ってきます。あと説教も｣
はぁ、と再度ため息をつき、私は執務室を後にした
ーーーーーーー
シ｢ん？ジャーファルじゃないか。珍しいなこの時間に出歩いているなんて、どうしたんだ？｣
廊下を早足で歩いている途中でシンに会った
貴方こそ仕事ほっぽり投げて何をしているんだ。と言いたいところだったが今はそれどころではない
ジャ｢あぁ、シン。実は...｣
私はAのことをシンに話した
するとシンは真剣な顔で考える素振りをし、マスルールも一緒に連れて行ったほうがいい。と言った
ジャ｢...マスルールもですか？何かあるのですか？｣
シ｢...Aは前に所属していた暗殺組織の奴が殺しに来たときがあったと言っていただろ？Aの位置を特定し更には王宮内にまで侵入するような奴らだ。街中で何かあってもおかしくはない｣
確かに言われてみればそうだ
シャム=ラシュはいつ、何処でどんなことをするか分からない
...となると今もシンドリアに侵入している可能性も高い
もしかしたらこの国目的ではなく、Aを消そうとしてるのかもしれない
そう思ったら、急に焦りを感じてしまった
ジャ｢...分かりました。マスルールを連れてAを探してきます！Aもこの国もあいつらの好きにはさせません｣
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ユフィ(プロフ) - チーカマさん» 遅くなってすみません！と初めまして！なんかめっちゃすごいことを言われて作者めっちゃびっくりしてますwありがとうございます！ (2018年5月13日 14時) (
レス) id: 2d6cb558ff (このIDを非表示/違反報告)
チーカマ - あなたは神ですか！？それとも天才ですか！？←うるさい (2018年5月6日 20時) (レス) id: 26c50c4dc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユフィ | 作者ホームページ：
作成日時：2018年1月8日 16時
