貴女を救いたい【ジャーファル】

#28 真実 ページ31

ジャーファルside




カリカリカリカリ






ジャ「...ハァ...やっと終わった。......









さすがに2人分の資料を片付けるのは、時間がかかりますね。.......？...あれ.....？」









ずっとやっていて何も思わなかったが、今になってふと思った









...私...何故２人分の..'Aの分の仕事'までやっているんだ...？









ジャ「...きっと、疲れているんですね。...さっきのこともあったし...」







やっぱり気になってしょうがない









Aのあの表情が









ジャ「...ハァ...(ｶﾞﾀｯ考えても仕方ないですよね。とにかく少しでも休みましょう」









...ｻﾞｯ





...ｻﾞｯｻﾞｯ









ジャ「.............侵入者か？」









微かだが確かに小さな足音が聞こえた









それも普通に歩いているのではなく、小走りに









この近くの部屋に入っていくのが聞こえた









ジャ「...ったく...こっちは色々あって疲れてるっていうのに...」









−−−−









少し苛立ち気味にさっきの足音が聞こえたであろう場所に向かう









.....おかしい







足音がなくなった






気配を消しているのか...？







そんなぱったり消えるはずがーー







.







.







？「ーーーことだ？」




？「ーーーーこと？」







政務室から少し歩いた部屋...








そこから声が聞こえる








ここは...






ジャ「...政務官の...休憩所...？」





特に書物などはなく、机と椅子があるだけの憩いの場だ









どうしてこんなところに...？








恐らく声からして、男女の２人









もっと扉に近づき、声を聴く









？「...ーーーとは言ってないだろ？」






！この声...！









A...？







ということは...やっぱり...私達を...









ジャ「...やっぱり、私が仕留めるしかないようですね」

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