貴女を救いたい【ジャーファル】

#19 朝日の後の… ページ21

貴女side





―ﾁｭﾝﾁｭﾝ






貴「…ん…眩しい…朝か…」







朝日ってこんなに眩しかったっけ。と思いながら、ゆっくりとけだるい体を起こした。







貴「…………」









『『もう危害は加えない』って…言ってたでしょ…』





『私ももちろん信じるわよ！今だって信じているもの！』








『貴女が一番うるさいですよ』







昨日言われた言葉たちが頭から離れない。







まるで壊れたレコードのように繰り返し、繰り返し頭に響いていた。







貴「…はぁぁ……さてと、仕事するかっと」







少しばかり深いため息をつき、これからの行動について考え、俺は足早に部屋を出た。









――――――――






歩いて十数分が経った。
もう何人もの人が俺の隣を通り過ぎたと思う。








……にしても……







貴「…広すぎだろ…」






歩いて見えるのは廊下や部屋の扉ばっかり






仕事場のような部屋は一向に見当たらない。







貴「あの水い……ヤムライハ…だっけ、っと金髪の…ピスティ…もいないしな……サボっちゃおっかな〜…な〜んてな(ﾄﾞﾝ!…うわっと！！」






やべっ…人にぶつかっちゃったよ…面倒くせえな…





貴「…あ〜すいません…よそ見してい…」






？「…謝り方がなってないですね…もっとしっかり謝るべきなんじゃないですか…？」




貴「ゲッ…お前は………









そばかす緑…」←





ジャ「ﾌﾞﾁｯ…ジャーファルです。ダサい名前つけるな。暗殺者。」









うっわ…面倒くさい奴再びかよ…

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