学年1のチャラ男、実はピュアでした。【すとぷり／stpr】【青／ころん】

ピュア4 ページ5

Aside


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『落ち着きましたか…？』


こ「うん、なんとか、」



しばらくしたら蒼木くんも落ち着いてきた様で私もひとまず息を着く

それから何を話せばいいのか分からずお互いが無言になる

なんかとてつもなく気まずかったけど彼が直ぐに沈黙を破ってくれた



こ「えっと、僕の独り言聞いてた…よね？」



私が頷くとやっぱりか〜と頭を抱えている

よほど聞かれたくなかったのだろう

でも私も別に聞きたくて聞いたわけじゃない

ほんとの事なら卒業まで学年1のチャラ男(仮)とは関わりたく無かった

かなり面倒臭い事に巻き込まれた自分の不運さに嫌気が差しながらも彼を見ると、

蒼木くんは急におでこが床に着きそうなほどの土下座をして



こ「お願いします！！！！！どうか！！！！！」



急なクソデカボイスに私はびっくりして肩が飛び跳ねてしまう



『ちょ、蒼木くん？』


こ「お願い！！！！誰にも言わないで！！！」


『大丈夫大丈夫！私も変な事には関わりたくないから話さn』


こ「普段チャラチャラしてるやつの中身がこんなだってバレたら僕、からかわれ、いじられ、いじめられ、高校生活お先真っ暗！！ほんとに僕の高校生活Aちゃんにかかってるんだよ！！！」



私の言葉を遮ったかと思えば此方をうるうるした目で見ながらマシンガントーク

よく分からないけど蒼木くんの高校生活は私にかかってるらしい



『……大丈夫、話さないから』


あまりにもうるさいからなだめようと考えた結果、私はしゃがんで彼の頭を撫でながらそう言う

なんか年下を見てる気分になったんだもん

すると喋るのをやめたかと思えば彼の顔がじわじわと赤く染っていく



こ「っ〜〜〜」


『え、ちょっとその反応やめて貰えません？』



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