ピュア3 ページ4
Aside
━━━━━━━━━━━━━━━
こ「あっ、ちょ、え??君は確か、A…ちゃん?」
『…………何も見てないです!!!!!』
こ「ちが、そういう事じゃなくて!いや、その話だけど…、ってちょっと!Aちゃん!」
何も聞こえない何も聞こえない何も聞こえない
そう自分に言い聞かせれば机の上の教科書を取る
よし、このまま何も無かったかのように化学室へ行くんだ。頑張れA。
そんな事を考えながら教室を出ようとしたら蒼木くんに腕を掴まれ抱えていた教科書が床に落ちた
『ちょっと、授業始まっちゃうから離してください!』
私の声も聞かず彼は腕を引っ張って教室の壁に押し付ける
そのまま腕を壁につけば世間一般的に言う壁ドンというやつを私にしてきた
左右を見ればどちらも蒼木くんの腕で塞がれていて
ドキドキとかそういう感情は無いけど異性との距離が近いのは女子高生として良い気がしない
早くどいてよ、
そんな事を心の中で願っている時授業開始のチャイムの音が聞こえてきた
終わった。化学の先生ほんとに厳しくて怖いのに、
私は流石に我慢の限界で彼にガツンと一言言ってやろうと思い口を開いた
が、すぐに喋れなかったのは見てしまったから
学年1のチャラ男という名に似合わない耳まで真っ赤な蒼木くんの顔を
『…………ピュア、だね。』
こ「あー!!もうほんと最悪!なにがかっこよく女の子を黙らせるテクニックだよ!!あいつ、次会ったらぶん殴ってやる!!!」
『えっと〜、蒼木…くん?』
クラスの子達が見たら腰が抜けちゃうんじゃないかっていう位にキャラ崩壊してるクールとは真反対の彼に私も少し戸惑ってしまう
腕を下ろして私を解放した彼は誰かに怒っている様だけどどうしたんだろうか
彼だけを置いて行くことも出来ないけど何から聞けばいいのかわからない
そんな私は彼の名前を呼ぶことしか出来なかった
━━━━━━━━━━━━━━━
更新遅いですけど生きてます
コメント励みなのでたくさんください;;
38人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いおり - ころんちゃんの喋り方とかが再現度が高くて主さん最高っす! (5月5日 21時) (レス) @page6 id: 3e26ecb9f0 (このIDを非表示/違反報告)
さまー(プロフ) - すご…それしか出ない…!ストーリーとか書き方とか全部好きっ!これからも更新頑張ってください! (4月2日 9時) (レス) @page6 id: ad3984bf8f (このIDを非表示/違反報告)
NaNa(プロフ) - 紫月まろ@相方:めんたいこ#勉強消滅させよう同盟さん» とっても嬉しいコメントありがとうございます;;♡これからも沢山届けられる様に頑張りますね! (3月3日 4時) (レス) @page6 id: 48df15750e (このIDを非表示/違反報告)
紫月まろ@相方:めんたいこ#勉強消滅させよう同盟(プロフ) - すごいこの作品好きです..!主さんのペースで頑張ってください…!! (3月1日 21時) (レス) @page4 id: 5dc82e964f (このIDを非表示/違反報告)
柚(プロフ) - はい!気長に待ちます! (2月26日 10時) (レス) id: f571821d3f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:NaNa | 作成日時:2023年11月23日 22時