【あほの坂田】君のそばで (ページ6)

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『あ、で、今日は何をしに？』

坂「コラボ動画の打ち合わせ！」

『ほほうなるほど。あ、さかたん、夜ご飯食べてく？』

坂「いいの！？」

『もちろんだよ！』

坂「やったーAちゃんのご飯だ！」

『そんなに喜ばなくても！wじゃあ、作ってるね！何がいい？』

坂「うーん、オムライス！」

『私オムライス大好きー！じゃあ作るね～』

坂「うん！」

う「じゃ、やるか」

坂「はーい」

打ち合わせを始めた二人の邪魔にならないように、大きな音をたてないようにオムライスを作る。

が。

ガッシャーン!!

『いたっ!!!』

お皿が割れて手にかすったー…。

う「A！？」

坂「Aちゃん！？」

二人が打ち合わせをやめてこっちに来る。

邪魔したくなかったのに…。

『………っ、…』

う「泣くほど痛かったか？」

坂「Aちゃん……！」

『あ、ごめ、なさい』

う「大丈夫、大丈夫。気にすんな」

私が泣いてる意味が分かったのか、背中をさすってくれる渉。

う「坂田、そこの救急箱から消毒と絆創膏持ってきてくれ」

坂「あ、うんはい！」

さかたんが持ってきてくれた消毒を私の傷口にそっとかける。

『いたっ』

坂「あっ、ごめんっ！」

そっと絆創膏を貼ってくれて、さらにお皿まで片付けてくれて……。

『舞い上がりすぎた……のかな』

う「あー、お腹すいたなー」

『……もう、食いしん坊め』

皮肉じみた渉の言葉。

でも元気になった！

『よーし、オムライスの続きやるぞー！！』

坂「おー！」

さかたんもノってくれて、余計に元気が出た。

こうなったら、すーーーーっごい美味しいオムライス作ってやるんだから！！