【文スト】やつがれと新米保育士！

レポート4 〜かくれんぼ〜 ページ7

4月25日

ある程度仲良くなってきて、派閥も作られてきた一方、彼は誰とも接することはなかった。



今日はりす組全員で、かくれんぼをはじめてすることになった。
それにしても、かくれんぼとか久しぶりだなあ…。

人間はいつ、かくれんぼよりもD○が楽しいと知り、いつ、ポ○モンG○が楽しいと知るんだろう。

中島「せんせー！はやく！はやくして！」

貴「ごめんごめん！すぐいくよ！」


貴「これからかくれんぼをします！一番最後まで残ってた人が勝ち！でも、みんなのこと見捨てないでね！じゃあ、はじめっ！鬼の人が30数えるまでに隠れてね！」

そんなこんなで始まったかくれんぼ。みんな、どこに隠れようかと必死に走っている。

さーて、じっくり観察しますか。きっと、30分もあれば、全員見つかるよ……


これが、悲劇の始まりだった。



〜1時間後〜

遅い。おかしい。
りす組は32人。31人は見つかっている。あと一人はどこに……。

中島「せんせー…どうしよう……あくたがわくんがきえちゃった……」

案の定、彼だった。私も、「どこにいるのかな……」って探してた頃だ。

貴「きえたってことはないと……おもう。」

夢野「………いない。どこにも。」
泉「どこだろう……」

想定できる最悪の状況、誘拐。
もし、そうだったら？


芥川くんにもし何か起こったら……


貴「先生が探しにいく！みんなは部屋で待ってて！」

中島「ぼくもさがす！さがしにいく！」

貴「ありがとう。でも、今は先生に任せて。」

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