第九話 髪を切りましょう, 3 ページ11
ジャーファルside
ドンッ!!と、朝と同じように盛大に音を鳴らした扉には、
手に服やらハサミやらなんやらを抱えた、Aが立っていた。
走ってきたのか、
はぁはぁと、息をきらせ、
「た、だいま、、、、。ジャーファル、、、、。」
と、息が整ってもないのに、
あのね、、、、。
と、しゃべりだす。
「ジャー、、、、ファルの、、、その格好、、、。はぁ、、、。ボロボロで、、、しょう? それに髪もボサボサだし、、、、。」
息があがっているのに無理に喋ろうとするから、思わず、
「別に、息が整ってからでも、、、、。」
と、言うと、あ、ありがとう、、、、。と
一人、すーはーすーはーと、バカらしく深呼吸をした。
数秒後、、、、。
「そう、、、、。それで、きれいにしようと思ってさ。町に降りて色々、買って来たんだ〜。」
と言い、買ってきたという荷物の中からガサゴソと取り出して、、、、
「まず、風呂に入ってきて、、、、。」
と言ったので、その指示どうり風呂に入ってきたら、
セッティングしてある椅子に座らされ、髪をシャキシャキと切られる。
後は、、、、。と、呟きながら荷物の中からきれいな白い服を取り出し、
「これに着替えて。」
と言った。
その言葉通り、着替え終わってAのところに行くと
ぎゅっ、と手を握られ、鏡の前まで引っ張られた。
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作者名:てる | 作成日時:2018年6月27日 22時