【ヒプマイ・男主】俺の隣の奴は今日も笑顔を振り撒いている

俺の隣24 ページ25

『独歩、大丈夫か？』


「大丈夫」


『やっぱりおんぶとか…』


「しないでいい！！」


『そ、そっか…』


いやだって心配…。
独歩が歩くたび俺の心臓が安心出来ない。


「はぁ…お前は心配しすぎだ。大丈夫だから」


『…ん』


俺の顔を覗き込む独歩。
身長差もあってか上目遣いになってるの本当に可愛い。ありがとうございます。

あ〜独歩と一緒にいたい。
まだ離れたくない。


『…独歩』


「なんだ…？」


『俺の家、来る？』


「は？」


『いや、朝飯食べるかなって…ははは』


「…」


『ごめんなさい本当のこと言うともうちょっと一緒にいたいです離れたくない好き』


本当のこと言えよって顔してたから言ったけど反応ない。
下うつむいてる。


『ど…っ』


「行く」


「俺も…一緒にいたい」


『どっぽおおおおおおう！！！！！』


「ぉわ…っばか、道端で抱きつくのはやめろ…！！！」


『うん、ごめん』


すぐに離して、独歩の頭を撫でる。
朝飯頑張っちゃう俺。なんならフルコースか？

独歩と何気ない会話して電車乗って歩いて。
もう俺これだけでいい…これもうデートだろ…。


『鍵鍵っと…独歩、部屋散らかってるかも。ごめんな〜』


「良い、気にしん」


『そりゃ良かった。…どーぞ、上がって』


良かった思ったより汚くない。
ほら〜やっぱり洗濯物畳んでないじゃん俺…後で畳む。


「…」


『独歩…？』


「…綺麗すぎないか？」


『えっ』


……。
今俺達の頭の上にピヨピヨって小鳥が通ったわ。
もしかして…もしかして…。


『独歩、結構…その…家事とか、しないタイプ？』


「…あぁ」


『…部屋、常に散らかってる…？』


「綺麗だったことがない」


『oh…』


意外…いや、そうでもない？
独歩ズボラなところあるし…そこが可愛いんだかど…。
まぁ、独歩なら短所も長所になっちゃうな。

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