25話 ページ26
パシッパンッという打撃音が響く。
カカシは蛍とサスケを同時に相手していた。
『(多分、カカシさんは疲労が見えるサスケから再起不能にするはず。だから、私が攻めないと__)』
蛍はそう考えながら、
カカシの腹部に殴り掛かる。
それをカカシはパシッと片手で受け止めるが、
今度はサスケが背後からカカシの足に
回し蹴りをした。それによりカカシはバランスを崩す。
バランスを崩した所を畳み掛ける_______
そう考えていた二人だが、
カカシが倒れた瞬間、
それはどろんっと丸太に変わった。
『！変わり身………サスケくん離れないで！』
ｻｽｹ「！？…おう」
蛍はサスケとの空いていた距離を縮めると
お互いの背中をくっつけた。
二人はカカシを探すように辺りを見回す。
ｻｽｹ「(どこだ？また地中か？それとも上？)」
『(……………)』
チリンッ。
鈴の音が響く。
思わずサスケはその方向を見た。
��蛍の背の先に��木の枝に括り付けられた鈴。
ｻｽｹ「(鈴だけ…？)」
次の瞬間、サスケの身体が吹き飛ばされる。
カカシはサスケが背を向けた瞬間に、
その腕を掴んでぶん投げたのだ。
彼の身体は木に叩きつけられる。
ｻｽｹ「ぐぁっ…！！」
ｶｶｼ「油断しすぎ。どうして蛍が背を合わせたのかも分からないの？」
『サスケ！！』
サスケの声に蛍は振り返ると、
サスケの位置とカカシの位置を確認した。
サスケが自分よりかなり離れたところにいる。
蛍は手裏剣とクナイを取り出してカカシに向かって投げた。だが、それは虚しくカカシの横を通り過ぎて地面に刺さる。
ｶｶｼ「あとは蛍だけかな？」
『どーだろうね…！！！』
そういい、迷いなくカカシに殴り掛かる。
ｶｶｼ「それだけだど何も変わらな…………」
また殴りかかってきた蛍に向かって
カカシがそう言いかけた。
だが、ちりっと焼ける自分の髪に思わず
数歩後ろの下がる。
ｶｶｼ「(髪が…それに腕も…焼けてる？)」
腕も見てみると火傷をおっていた。
思わず蛍を見れば、
その拳や足にはうっすらと炎がついていた。
ｶｶｼ「なるほどね…(拳や足にチャクラを纏わせて、当たった時に着火。当たらなくても炎に変えれば怪我を負えせれるということね)」
ｶｶｼ「…(厄介だな)」
カカシはそう思いながら蛍を見据える。
ｶｶｼ「(やっぱりお前は強いよ)」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 6人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かるーあ | 作成日時：2022年11月29日 13時
