13話 ページ14
今日は説明会がある。
なんの説明会かは知らぬが。
私は貰った額当てを首にかけて会場に入る。
『あ、ナルトくん！』
ﾅﾙﾄ「！蛍ちゃん！久しぶりってばよ！」
そうにかりと笑うナルトの額には、額当てが輝いていた。
何で合格したのか分からないけど、きっと頑張ったんだろう
ｻｸﾗ「ちょっとそこの席通してくれる！」
『ん？』
ナルトと会話を弾ませている途中、
入ってきたのは春野サクラ。
彼女も額当てをつけていた。
隣でナルトがぽっと顔を赤く染める。
まぁ、可愛いもんね。
ｻｸﾗ「蛍、ナルト！！どけ！！私はアンタの向こう側に座りたいのよ！！しゃーんなろー！！」
ﾅﾙﾄ「え？」
『あはは………』
なるほど。サスケか。
サスケが絡むと煩いもんね、サクラ。
はいはい、邪魔者はさっさとどきますよ。
私はすっと席を立つ。
すると、彼女はナルトを踏みつけてサスケに言う。
ｻｸﾗ「サスケくぅん♡隣いい！？」
ﾅﾙﾄ「グォ！？」
…ナルト、可哀想に。サクラはとにかくナルトに当たりが強いからなぁ。
ナルト…こんなにも可愛いのに。
私の癒し。
その癒しがサスケと口を合わせてるのは何故だ？
ｻｽｹ「てめ…ナルト！！殺すぞ！！」
ﾅﾙﾄ「ぐぉおぉ！口が腐るぅ〜〜〜！！！」
なーにしてんだか。
ま、大方ナルトが悪いのだろう。
ナルトは何かとサスケに突っかかるからな。
ﾅﾙﾄ「事故…事故だってばよ！！！」
ｻｸﾗ「ナルト…あんたね、うざい」
ﾅﾙﾄ「え？」
そう言い、ナルトはサクラにボコボコにされた。
サクラ強し。
私はボコボコさせられたナルトにそっとハンカチを押し付けた。
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作者名：かるーあ | 作成日時：2022年11月29日 13時
