6, 小さいお風呂。 ページ7
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「ちっちゃいおふろー!」
「ふはっ笑 失礼だな笑」
扉を開けて第一声がかなり失礼なけいくん 笑
「もーっとおっきいよー?てんごくのおふろ」
両手をめいっぱい広げて説明してくれる
どうやら天国のお風呂はウチのとは比べ物にならないくらい大きいみたい。
「そんなに大きいんだ笑」
「そうだよ!
こんどひかるもいっしょにはいろうね」
無邪気に笑ってそう言うけいくん。
それってやっぱり、
そう言うことなんだよなぁ…。
「うん、そうだね」
テンションMAXのけいくんの頭を
ふわっと撫でて微笑んだ。
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「開けたら入っちゃうからね?
ぎゅーって瞑ってるんだよ?」
「ぎゅーっ………、」
効果音付きで固く目を瞑るけいくんが可愛くてちょっと笑っちゃいながら、けいくんの髪を濡らしていく
「そうそう、まだぎゅーだよ?笑」
「うん、ぎゅー……っ」
シャンプーを泡立ててゴシゴシと洗っていく
「痒いところないですかー?」
「ないから!はやくして!」
「わかったわかった笑」
ザザーッとシャワーをかけて泡を流してあげれば
「はい、おしまい。お顔拭いて?」
どうぞ、とタオルを渡してやると
慌ててゴシゴシと顔を拭くけいくん
「っ、ぱあ!
おめめおみずはいらなかった!ひかるすごい!」
めちゃくちゃ褒められました。笑
普通に洗っただけなんですけどね 笑
「そうでしょ?」
「うん!ひかる、いっつもやって!」
「えー、どうしよっかなー?」
「やだ!ひかる!やって!」
「わかったよ、やってあげる笑」
「やった!」
ニコニコと喜ぶけいくんに
「からだは自分で洗える?」
と聞くと
「ぼくできる!」
と返ってきたので、ボディータオルを渡して
俺は自分の髪を洗うことにした。
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作者名:おこめ。 | 作成日時:2017年12月11日 22時