天使くんと。 (ページ24)

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23, 大きい公園とおべんと。ページ24

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電車に揺られて目的地に到着。

「ひろーい！すごーい！」

目をキラキラ輝かせて大きな声でそう言うけいくん。

「天国の公園とどっちがいい？」

「まだわかんないでしょ！」

そう言うときゃーっと言いながら走り出すけいくんを慌てて追いかける。

平日休みをいただいたので公園は割と空いていて、これならのんびり過ごせそう。

「この辺にしとくか」

大きな木の下にレジャーシートを敷いて、ごろんと寝転がる。

「んーっ、はぁ！気持ちい」

「ぼくも！」

隣に寝転がって伸びをするけいくん。

「んーっ、ほんとだ、きもちいね♪」

しばらく寝転がっていると、ぐぅーっと小さな音が隣から聞こえてくる。

「けいくん、お腹鳴った？」

「へへっ、おなかすいたぁ」

「ふふ、お弁当にする？」

「おべんと！」

バッと起き上がって弁当を広げて、
除菌シートでけいくんの手を拭いてやる。

「ほい、どうぞ」

「ひかるも！」

「はいはい笑」

「いただきまーす！」

「いただきます」

おにぎりをパクッと一口。

「おいひぃ♪」

「ん、おいしいね」

もぐもぐしながら幸せそうなけいくん。

「ふふっ、付いてるよ笑」

ほっぺにご飯粒なんてつけちゃって。

可愛いやつめ。