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※ここから先旦那さんしばらく出てきません(*_ _)
゜:。* ゜.
「僕の名前はレイ。とある組織の構成員だ。うちのボスと君のお母さんは古くからの友人でね。今回はボスから直々に君を守るようにと仰せつかっている。だから絶対に君の娘を拐うなんて馬鹿な真似はしない」
レイと名乗った男はどうやらお母さんとの繋がりがあるらしい。といってもそっちのボスだけども。
改めてその男を見る。
黒いシャツに緩いズボン(これまた黒い)と、癖毛のある黒髪。
それと森の暗さに同化するような赤黒い瞳。
コイツ・・・・・全体的に黒強調しすぎだろ。
『証拠がないから信用出来ない』
「・・・お前は昔と変わらねぇなぁ」
ハハっと不意に見せた笑顔にドキリと心臓が高鳴る。
それはトキメキじゃなくて、嫌な予感がした時に似たものだ。
"昔"?それっていつの事?
「証拠かぁ。じゃあ、あれ見て」
レイはキョロキョロと辺りを見渡し私を指さした。
はっ?と思わず変な声が出たけど、どうやら指さしていたのは私の後ろの木だったようだ。
その木がなんだと言うのか。
ただの太い幹じゃないか。
「僕の記憶の一部を見せてあげるよ。そしたら、君のお母さんとの繋がりが分かるはず」
そう言ってレイは私の頭を後ろから包み込むように触れた。
その瞬間、見つめていた幹がぐにゃりと歪む。
まるで酔ったように世界がねじれる感覚だった。
「但し、"レイ"から目を離さないでね」
『それはどういう・・・・・』
意味不明な言葉を残し、私は薄緑色の光に包まれた。
眩しい光に目を閉じ、やがてゆっくりと開けば
見えていた木の幹は建物の柱と化していた。
それだけじゃない。
暗かった森はいつの間にか豪華な壁に変わっている。
上には太陽よりも眩しいシャンデリアが飾ってあるし、目の前の長細い机の上にあるのはどう見ても王様が食べるような食べ物の数々。
これは、どういう状況?
私の後ろにいたはずのレイは消えているし、ここは何処?
状況整理が追いつかない脳を追い込むように、数十メートル離れた大きな扉から入ってきたのは・・・・・
『・・・レイ?』
濃い青を基調とした落ち着いた服を身につけていたのは、間違いなくレイだけど
「わぁ!おいしそう!」
その姿はまるっきり子供だった。
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推しが多すぎて困ってる - やばい好き、、沼がああぁぁぁあぁあふふきょうからわたしは中原さんおしだああぁあああわあああ()(更新頑張ってください!応援してます! (2021年3月27日 10時) (レス) id: 60a485a3f1 (このIDを非表示/違反報告)
エネ(プロフ) - 設定のところが性格の所が正確になってますよ!それと、すごく面白いので、更新がんばってください! (2018年1月9日 12時) (レス) id: 24f4ffea16 (このIDを非表示/違反報告)
天さん(プロフ) - 小松七さん» 1度壊しちゃいます!やっぱり面白い作品を見ていると幸せだけではないようで、1度は壊れて絆を深められたらなぁって考えです!最後には必ずハッピーエンドにしてやります!w (2017年11月4日 0時) (レス) id: e35c262d1b (このIDを非表示/違反報告)
天さん(プロフ) - 黒帽子さん» (´;ω;`)ウッ…温かいお言葉ありがとうございます!血液型で誤魔化すのも情けなかったですよね・・・。これからも頑張りますので、どうぞよろしくお願いします! (2017年11月4日 0時) (レス) id: e35c262d1b (このIDを非表示/違反報告)
天さん(プロフ) - みりんさん» わわわっ!ありがとうございます!やっとこさスランプから抜けましたよ!!応援ありがとうございました!よければ最後までお願いします! (2017年11月4日 0時) (レス) id: e35c262d1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天さん | 作者ホームページ:http:/http://commu.nosv.org/p/tensan819
作成日時:2017年3月20日 23時