465 どうした？ ページ35
・
あれ？
抱き締めた肩越しに見たもの
「あいつ、どうしたの？」
「あいつ？」
「うん、あいつ、」
抱き締めてる腕を解いて ” あいつ ” を指差すと
「一緒に飾ろうと思って、」
そう言って
5色のリボンを取り出した
赤、緑、青、紫、ゴールド
それらを一緒に結んでいく
「はい、」
「ん？」
リボンを結び終えて
次のオーナメントを貰おうと手を出すオレに
首を傾げる
「えっ！？終わり？」
「終わりだよ？」
「うそでしょ？」
「ホント。
ちょっと予算オーバーだったから、ごめんね？」
は？予算・・・
この樅木、いったい幾らしたんだよ？
って言うか
オレが買ってあげるでしょーよ
言いなさいよ
まぁ、でも・・・
今更、言っても
あなたの事だから、きっと、幾らしたかなんて
言わないのは分かってる
「いんじゃない？」
「ほんと？」
「うん、」そっと、あなたを抱き寄せると
頭を肩に乗せて来たから
「毎年、ひとつずつ増やしてこーよ？」
ね？
5色のリボンを纏った樅木を見ながら
そう言ったオレを
見上げる あなたに口づけた、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 107人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まひまひ(プロフ) - みーこさん:いつも、ありがとうございます(о´∀`о) (2016年12月26日 8時) (
レス) id: 7b462f31eb (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - ラブラブ、甘々な二人は可愛い。(ノ´∀｀*) (2016年12月26日 7時) (レス) id: 5ae3e13203 (このIDを非表示/違反報告)
まひまひ(プロフ) - みーこさん:基本は甘々な二宮さんを楽しんでいただけたら幸いです( ´ ▽ ` ) (2016年12月21日 0時) (レス) id: 7b462f31eb (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - ああ、やっと甘い休息の時間が。(*´ω｀*) (2016年12月20日 23時) (レス) id: 5ae3e13203 (このIDを非表示/違反報告)
まひまひ(プロフ) - みーこさん:コメントありがとうございます。こんな陳腐なフィクションにお付き合い頂いてありがとうございます。 (2016年12月8日 8時) (レス) id: 7b462f31eb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：617 | 作成日時：2016年11月26日 21時
