【リヴァイ】残酷で美しい世界に【進撃の巨人】 (ページ24)

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＃20 ページ24

「……俺は、着替えろと言ったはずだが?」

「きちんと着替えたはずですが…何か違いましたか?」

「……………ハァッ」

盛大なため息を聞き、私は何やらやらかしてしまったようだと気づくが、原因に検討などつくはずもなかった。
きちんと正装をしろという意味ではなかったのだろうか。

「……私服はないのか」

「……壁外調査や召集がされない限り、外を出歩くことがありませんから、無いです」

疑わしいと思ったのか、私の部屋に入り、クローゼットをあけ放つリヴァイ。
そして、数秒後、こちらを振り返ると、

「しょうがない。このままいくぞ」

私の腕を引いて、私たち2人は街へ出た。

＿＿＿＿＿＿＿だからリヴァイ殿は私服だったのか。

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街へ繰り出し、大通りを歩くと、普段から隊列で行動したりしない限り、大量の人間に囲まれたことないジゼルは、すぐに人とぶつかり、止まって、俺とはぐれそうになった。

「チッ、ガキ臭いのはその性格だけにしろ」

そうぼやいて、ジゼルの腕を引っ掴む。
ジゼルは「すみません」と謝ると、大人しく俺に引っ張られてついてきた。