【1章】選んだ団 ページ14
sideなし
少年の声が闘技場内に響き、少年は『黒の暴牛』団に入団することが決まった
まさかあそこまで試験惨敗だった少年が入団決定したことに驚きを隠せてないのか場は騒然としている
「つ、次、166番」
番号を告げる魔法騎士も少し固まっていたが、すぐに我に帰り次の番号を呼んだ
貴(あー、まさか過去の自分思い出すなんてね…
…でも、ある意味よかったかも知れない)
先程の少年の姿や言葉を思い出してAは懐かしむように笑う
貴(だって、それが私の原点なのだから)
Aはもたれていた柱から体を離し、真っ直ぐと騎士団長達の前まで歩いていく
「169番、挙手なし
次__170番」
魔法騎士の声と共にAは騎士団長達の前に立つ
いつも通りのヘラヘラした笑み
だが、立ち姿は気怠げではなく真っ直ぐと胸を張っている
Aの視界の先に見える景色
__手は、7つ上がっていた
「はぁ！？マジかよ」
「金色と銀翼以外の団が挙手！？」
「ま、まあ、さっきの全団挙手に比べたら…」
「それにしてもおかしいだろっ！？」
黒髪少年に比べたらと言う声もあったが
それでも7つの団から挙手されている事実
それも下民の女が、である
男からしてみれば自分のプライドが傷ついている者も少なからずいるかもしれない
それだけ凄いことなのである
貴(あらー、意外と挙手されてるなー
まぁ、十中八九最後の対戦ですよねー
でも、私はもう決めてる)
心の中でのんびりとそう思いながらも
瞳の先はたった一つの団を見据えている
「この中だったら、やっぱ紅蓮か」
「いや、女だし野薔薇かもしれない」
「他の団の可能性もあるだろ」
「まあ、流石に黒の暴牛はねえだろうけどな」
Aがどこに入るのか予想している声が聞こえる
あの対戦を見た後だ、認めたくないが認めざるを得ない感情を受験生の何人かは思っているみたいだった
「170番、希望する団は」
魔法騎士がAに問う
その問いにAはニッコリと笑いながら答えた
貴「私は『黒の暴牛』団でお願いします」
その言葉を聞き場が静まる
「170番、黒の暴牛」
それでも流石魔法騎士、受験生が静まる中淡々とAが選んだ事実を述べてくれた
次の番号の者が呼ばれそうだったため、Aはゆっくりと元いた場所へと戻る
周りがまた騒がしくなったがAにとってはどうでも良く
これからのことを考えて胸を躍らせた
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ソラ(プロフ) - コクマさん» そうですね、ベルフェゴールは怠惰を司る七つの大罪の悪魔ですね！ (2020年5月9日 21時) (
レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
コクマ(プロフ) - ベルフェゴールって確か七つの大罪の怠惰でしたっけ？インターネット昔調べた気がします (2020年5月9日 17時) (レス) id: 89bd0ee39f (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - シルバーウルフさん» コメントありがとうございます！やっと少しずつ物語が進んできました( ；∀；) (2020年5月9日 10時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - 待ってました。(o・ω・o) (2020年5月8日 22時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - シルバーウルフさん» はい、やっと入団決定しました(*^^*)いつもコメントくださりありがとうございます！ (2020年5月7日 19時) (レス) id: d346541665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラ | 作成日時：2020年5月5日 18時
