【黒バス】キセキ達には何か見えるそうです。

霊力Lv.46　事件後の部活 ページ47

赤司「こんにちは」

A「こ、んにちは…」

目線が私達に向けられ、一瞬のうちにボールのダムダムという音が消える。

件(くだん)の２人が何事もなかったように、しかも普通に手を繋いで体育館にやってきたのだ。

私が逆の立場だったら、みんなと同じように目を丸くして驚くだろう。

横目で赤司くんを見ると、特に気にしている感じではなかった。そして、こう言った。

赤司「じゃあ俺は着替えてくるから、まわりは気にせず仕事してくれ」

A「あ…うん」

私は更衣室に行こうとしたが、こうやってジロジロ見られるのは好きじゃない。寧ろ苦手。

仕方なくトイレで着替える事にしよう。私は荷物を持ってトイレに向かった。


A「あら、来てたの？」

花子「うん。様子を見に来たの！大丈夫かなぁって」

はぁ…年下のくせに偉そうなんだから。まぁでもそんなもんか。

A「大丈夫ですー。年下なんだから、むやみに首突っ込まなくていいの！」

花子「いいじゃん。面白いから！それより、さっきの赤い人誰？結構イイ感じだったじゃない！」

あぁー失敗した。お子様って妙に人のそういう話好きだから、面倒なのよ…。

とりあえず、どうにかはぐらかさなきゃ。そう考えてるうちにも彼女はズイズイ詰め寄ってくる。

A「なんでもないよ。一緒に来ただけ」

花子「え〜？そんなはずない！誰だろう…あ！分かった！首絞めちゃった人だ！

こんなイケメンの首絞めたの⁉何やってんのよ〜…」

あちゃーバレたか。本当に面倒な事になった。

A「はいはい、もういいから。ちょっと着替えさせて？」

花子「えー！もっと教えてよ〜」

私はその言葉を横耳に、トイレのドアをバタンと閉めた。外から「ちぇー」という声が聞こえた。


パパッと着替え終え、外に出ると、そこに花子ちゃんの姿はなかった。

私が体育館に入ると、一瞬部員の声が小さくなる。そこへすかさず虹村さんの怒号が飛ぶ。

虹村「お前ら！もっと声出せ！！」

ありがとう、虹村さん！私は心の中でお礼を言い、スポドリの準備に取りかかった。


ーーー

更新遅れてごめんなさい！

明日は更新出来ないので、明後日の4/22(日)に更新します。

以前、２日に一回更新するとお伝えしましたが、すみません、ちょっと無理なので、

日曜日、水曜日、金曜日、土曜日はたまに更新出来ませんがこの予定で行きます。

楽しみにして下さってる皆様、本当にごめんなさい。

6500hitありがとうございます！

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