霊力Lv.43 復讐 ページ44
「あ、人殺しが戻ってきた。授業サボるなんて、サイテー」
周りからはクスクスという笑い声と、ゴミを見るような目線が送られる。
A「真面目に授業受けてないくせに。どの口が言ってんの？」
私はふふっと笑うと、まだ少し汚れている自分の席に向かった。イスには画鋲がある。
それを鷲掴み、みんなの方に投げつける。いい気味。
席に座り、次の授業の支度をする。
まぁお決まりの姿になっていて。カッターやハサミで傷付けられていた。
でも私は気にせず、そのまま机に重ねて置く。お気に入りの本を取り出し、読み始める。
本は無事だった。よかった。…さっきから教室が静まり返っている。
きっと今まで何も言い返さなかった私が口を開いたから驚いているのだろう。
A「何？私は汚いんでしょ。汚い物は見ないほうがいいよ？」
沈黙が続く。私の勢いは止まらない。
A「あ、でもさつきに綺麗にされたんだった。だから、みんなが汚くなっちゃったんだ。
可哀想だから、私が綺麗にしてあげるよ」
私は鞄から水筒を取り出し、フタを外して中身をぶちまけた。もちろん、
さつきには当たらないように。他の女子からは悲鳴があがる。男子は顔面蒼白ってところ。
A「これで綺麗になったね。ほら、先生来ちゃうよ？早く拭かなきゃ」
汚れていない方の雑巾を取り出し、ぶちまけた中身を拭き取った。私、偉い！
拭き終わったその頃、ちょうど先生が入ってきた。
先生「おはようございまーす…あれ、皆さん濡れてますよ。早く着替えなさい」
A「先生、すみません。水筒の中身をこぼしてしまって…。みんな、ごめんね？」
そう言い捨てて、席に戻った。横目で見ると、みんな茫然としていた。
少しして、２時間目開始のチャイムが鳴り、全員席に戻っていった。
その授業中、私はずーっと、次は何をしてやろうか考えていた。楽しみ。
みんな苦しめばいい。そんな風にさえ思っていた。
段々自分が自分でなくなってきた。いい子ちゃんの殻はとっくに破ってしまった。
もう後戻りは出来ないけど、それでいい。楽しい。嬉しい。みんな苦しんでしまえ！
顔がにやける。それを隠すために、うつ伏せになる。
気付いたら私は、そのまま寝てしまっていた。
ーーー
うわー、主人公が悪い子になってく…ごめんなさい。
でも、一回書いて見たかったんです。許してください。
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福井の岡村いじり
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きゃらめるりぼんぬ - 気付かぬうちに15000hit超え…だと！？更新ペース落ちました(すみません)が、これからも見捨てずにこの作品をよろしくお願いします。掛け持ちしてる方はネタ切れ中なので更新停止してます。すみません。 (2018年6月30日 12時) (
レス) id: 845d9aa2e8 (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめるりぼんぬ - ミリイ(灰崎信者)様、コメントありがとうございます。分かりました！出せそうだったら出します。「出せる」と断言出来なくてごめんなさい。 (2018年5月10日 23時) (レス) id: bc4f52654b (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 祥吾様も出して欲しいです 祥吾様が居ないキセキは嫌い(特に赤司、青峰、黄瀬嫌い祥吾様に酷い事したから) (2018年5月4日 18時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめるりぼんぬ - 宿題の合間に来ました。さくら様、コメントありがとうございます！アンケートもありがとうございます！参考にさせていただきます。 (2018年4月29日 15時) (レス) id: 9e874d92a7 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 面白くて続きを楽しみにしています。恋愛要素入れて欲しいです。更新これからも頑張ってください！ (2018年4月29日 10時) (レス) id: ac76a0e345 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゃらめるりぼんぬ | 作成日時：2018年3月7日 20時
