霊力Lv.34 保健室 ページ35
あれ…?なんか前にも同じ事があったような…。
でも今回は背中がふわふわして、痛くない。何かに包まれてる…?温かい。
私は目をゆっくり開けた。視界には白い天井が広がっている。消毒液のにおいがする。
上体を起こすと、ここが保健室である事が分かった。ぼんやりとした意識の中、声をかけられた。
黄瀬「大丈夫っスか?」
涼太だった。私は1つ大きな
A「うん、なんとか。なんで私ここにいるの?」
黄瀬「俺が運んだんスよ。たまたま通りかかったら倒れてて、ホントにビックリしたっスよー」
A「そ、そうなの?涼太が運んだの⁉ごめん、重かったよね?申し訳ない…」
黄瀬「いやいや、そんなに謝んなくていいっスよ!じゃ、仕事頑張って下さいっス」
そう言って涼太は保健室を出て行った。…あっ、私も仕事しなくちゃ!
私は大急ぎでベッドを整え、保健室を出た。
体育館では、ギリギリまだパス練の途中だった。よかった。
体育館の隅にボトルと粉を発見し、水道に向かおうとした時、虹村さんに呼び止められた。
虹村「杠、また倒れたんだってな。大丈夫か?」
A「はい、大丈夫です。ご心配お掛けしてすみません。もう大丈夫なので、仕事に戻ります!」
私が笑顔で伝えると、虹村さんは少し険しい顔でこう言った。
虹村「わかった。くれぐれも無理はするなよ」
A「はーい」
と間伸びした返事をして、私は急いで水道に向かった。
水道はピークが過ぎて空いていた。私は粉を全部のボトルに入れ、水を入れていった。
全部入れ終わり、混ぜ、1つを少し手に取って味見し、体育館に向かった。
戻る道中で水溜まりを発見した。そこはちょうどナニかが落ちたところだった。
私は見て見ぬフリをして、体育館に戻った。
体育館ではパス練はとっくに終わっていて、次の練習に入っていた。
タオルは…さつきが取ってきてくれたみたいだった。流石さつき!と思った。
私はタオルの隣にスポドリを置き、選手のスコアを見ていた。
みんなすごいなー、と眺めていたが、特に*『食堂で一緒にランチしてる組』と灰崎くんは
どの試合でも活躍していて、ズバ抜けて得点が多かった。
私もこれくらいたくさん決めて見たいな。無理だけどさ。
*『食堂で一緒にランチしてる組』
=赤司、青峰、緑間、紫原を指します。
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きゃらめるりぼんぬ - 気付かぬうちに15000hit超え…だと!?更新ペース落ちました(すみません)が、これからも見捨てずにこの作品をよろしくお願いします。掛け持ちしてる方はネタ切れ中なので更新停止してます。すみません。 (2018年6月30日 12時) (レス) id: 845d9aa2e8 (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめるりぼんぬ - ミリイ(灰崎信者)様、コメントありがとうございます。分かりました!出せそうだったら出します。「出せる」と断言出来なくてごめんなさい。 (2018年5月10日 23時) (レス) id: bc4f52654b (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 祥吾様も出して欲しいです 祥吾様が居ないキセキは嫌い(特に赤司、青峰、黄瀬嫌い祥吾様に酷い事したから) (2018年5月4日 18時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめるりぼんぬ - 宿題の合間に来ました。さくら様、コメントありがとうございます!アンケートもありがとうございます!参考にさせていただきます。 (2018年4月29日 15時) (レス) id: 9e874d92a7 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 面白くて続きを楽しみにしています。恋愛要素入れて欲しいです。更新これからも頑張ってください! (2018年4月29日 10時) (レス) id: ac76a0e345 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きゃらめるりぼんぬ | 作成日時:2018年3月7日 20時