【黒バス】キセキ達には何か見えるそうです。

霊力Lv.28　３人で登校 ページ29

翌日。今日もさつきと登校するのだが、今日は青峰くんも一緒だ。私の護身用、らしい。

アザ、見えるのかな？

A「おはよう！」

桃井「おはよう…。やっぱりすごいね、そのアザ」

青峰「はよ。…本当だな。くっきりついてる」

やはり見えてる。ん？でも待てよ。今朝お母さんみ見つからないように

BBクリームをこっそり塗ってきた筈なのに、なぜ見えてるんだろう。おかしい。

A「見えるの？今朝、BBクリーム塗ってきたんだけど…」

さつきは少し目を見開いてこう言った。

桃井「え？そうなの？昨日と全く変わらずくっきりしてるよ？」

そして青峰くんはこう言った。

青峰「てか、びーびーくりーむって、なんだ？」

それ今聞く⁉まぁ知らなくて当然か。

A「んーと、シミやシワを消すやつかな。あとは明るい印象にするとか？」

青峰「ふーん…よくわかんねー」

桃井「青峰くんとは一生縁がないと思うよ」

と言ってさつきはクスクス笑った。私もつられて笑っちゃったけど。

桃井「そもそも、なんでアザ出来たの？」

私は言葉を詰まらせた。正直に伝えていいものなのか。

これでこの関係が崩れてしまったらどうしよう。そうなったら私は…。

いや、友達に隠し事はなしだ。言おう。もちろん小声で。

A「うーん…どこから話せばいいかな。実はアレ関係の事なんだけど、

まだ青峰くんには言ってなくてさ…」

アレ、とは霊感の事。あまり人には言わない方がいいから、教室でさつきに伝えようかな。

A「ごめん。やっぱり教室着いたら教えるね」

桃井「わかった。青峰くんには言わないの？」

A「うん…あまり広めたくないからさ。いずれ教えるかもね」

青峰「さっきからお前ら、何の話してんだ？俺が知っちゃまずい事か？」

うわ、小声で喋ってたつもりなのに、怪しすぎた？とりあえず、適当にはぐらかそう。

A「ううん、何でもないよ。気にしないで」

青峰「そうか？じゃあいいけどよー」

素直でよろしい！ってすっごく言ってあげたい。言わないけど。

あ、そうだ！昨日一緒に帰った人達と、そうでない人にも聞いてみよう！

もしかしたら霊の仕業かもしれないから。我ながらいい案だと思う。

その後は他愛もない話をして、それぞれの教室に別れた。

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