霊力Lv.22 本日二度目 ページ23
A「すみません!遅れました」
虹村「お、やっと来たか。遅いぞ、初日から。全員、集合!」
A「うぅ〜、ごめんなさい…」
まさかあんなに黄瀬さんと話すとは思わなかった…。虹村さん、許して。
虹村「2年のマネが辞めちまうから、入れ替わりで一軍に来てもらった。今回は
無期限で。はい、せーの」
部員「「よろしくお願いします」」
A「こちらこそ、よろしくお願いします!」
虹村「よし、じゃあ始めるぞー」
部員の皆さんは走りに外へ行ってしまった。
私はさつきにドリンクを頼まれ、水道までボトルをどっさり抱えて向かった。
* * *
A「よし、これで全部っ…!何この重さっ!」
一軍の分だけとはいえ、かなりの量がある。まるで米俵を持っているようだ。
周りを見渡したが、みんな各々の部活に奮闘していて、誰も手伝ってくれそうな人はいない。
仕方なく、少しずつ何回かに分けて運ぼうと何本か手に取った時、誰かに声をかけられた。
黄瀬「大丈夫っスか?少し手伝うっスよ」
本日2度目の黄瀬さんだった。私はその言葉に甘えて、手伝ってもらう事にした。
A「すみません、ありがとうございます。お願いします」
私達は体育館に向かって歩き出した。
黄瀬「いいっスよ!ていうか思ったんスけど、なんで敬語なんスか?」
A「え?んーまぁ、癖ですかね。そういう黄瀬さんも敬語じゃないですか」
敬語、というよりは若者の敬語という感じだが、その事は言わなかった。
黄瀬「そうなんスか⁉俺も癖っスけど、敬語だとは思ってなかったっス」
A「ほら!その『思ってなかったっス』は、『思ってなかったです』の『で』が
発音されてないだけですよ?…まぁ、そんな事はいいです。あ、そうだ黄瀬さん。
敬語、気になりますか?気になるようなら辞めますよ?」
黄瀬さんは少し考えてからこう言った。
黄瀬「…そっスね。敬語無しで!あと『黄瀬さん』って呼び方もやめてほしいっスかね。
なんか、壁を感じるっていうか、そんな感じがするっス」
そうだったのか…。ひょっとして他の人もそんな風に思ってたのかな?
A「そうd…なの?じゃあ『黄瀬くん』はどうかな?いい?」
黄瀬「んー…まだ少し他人行儀っスけど、それでいいっスよ!あと、タメ口の方が
似合ってるし、可愛いっスよ!」
可愛い、という言葉に反応して、赤面しているのが分かった。
A「…冗談はよして下さい」
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きゃらめるりぼんぬ - 気付かぬうちに15000hit超え…だと!?更新ペース落ちました(すみません)が、これからも見捨てずにこの作品をよろしくお願いします。掛け持ちしてる方はネタ切れ中なので更新停止してます。すみません。 (2018年6月30日 12時) (レス) id: 845d9aa2e8 (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめるりぼんぬ - ミリイ(灰崎信者)様、コメントありがとうございます。分かりました!出せそうだったら出します。「出せる」と断言出来なくてごめんなさい。 (2018年5月10日 23時) (レス) id: bc4f52654b (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 祥吾様も出して欲しいです 祥吾様が居ないキセキは嫌い(特に赤司、青峰、黄瀬嫌い祥吾様に酷い事したから) (2018年5月4日 18時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめるりぼんぬ - 宿題の合間に来ました。さくら様、コメントありがとうございます!アンケートもありがとうございます!参考にさせていただきます。 (2018年4月29日 15時) (レス) id: 9e874d92a7 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 面白くて続きを楽しみにしています。恋愛要素入れて欲しいです。更新これからも頑張ってください! (2018年4月29日 10時) (レス) id: ac76a0e345 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きゃらめるりぼんぬ | 作成日時:2018年3月7日 20時