霊力Lv.2 ピンクの方 ページ3
翌日、登校中に誰かに声をかけられた。
??「おはよう!昨日転入してきた杠Aさんだよね?」
振り返るとそこには昨日のピンクの方がいた。
というか、なぜ私の名前を知っているのだろうか。
A「お、おはようございます。ええと、なぜ私の名前をご存知なんですか?」
??「えっ?知ってるも何も昨日私のクラスに転入してきたでしょ?」
なるほど。…てか、私気付かなかったの⁉ピンクの髪でこんな美人に⁉
A「すみません!あまりクラスメイトの顔を見ていなくて…」
??「ううん、こっちこそごめんね!急に声かけてビックリしたでしょ?
それに、もうクラスメイトの顔覚えてる訳ないと思うし…」
A「あの、まぁ、本音はそうなんですけど、とんだご無礼をしてしまって申し訳ないです」
ちょっとだけ気まずい空気になってしまった。
先に沈黙を破ったのはピンクの方だった。
桃井「とりあえず自己紹介するね!私は桃井さつき。これからよろしくね!
あと、今日から敬語禁止!だって友達でしょ?」
『友達』という響きに、思わず顔がにやけてしまう。
A「ふふ、そうだね!友達に敬語なんておかしいよねー」
その後、私達は一緒に登下校する約束を交わした。
桃井「そういえば、入りたい部活とかあるの?」
前の中学校に入学して間もなく転校してしまったから部活のことなんて微塵も考えていなかった。
A「いや、前の中学では入ってなかったし、運動苦手だから…」
桃井「じゃあバスケ部入りなよ!」
…この子は私の話聞いてたのかしら?運動できないって言ったばかりなのに。
A「いや、運動は出来な「マネージャーとして!」…え?」
マネージャーなんて私に務まるだろうか。運動部のマネージャーって、確か「はい、どうぞ♡」
って飲み物とかタオルを可愛く渡すんじゃなかっただろうか。
こんなパッとしない地味な私に出来るだろうか。
桃井「Aちゃん、偏見がすごいよ…」
A「え、もしかして口に出てた⁉完全に無意識だった」
桃井「そんな少女漫画みたいな感じじゃなくて、もっと忙しいかなぁ。
部員数が多いし、その分タオルやユニフォームがあるからずっと洗濯してるし。
スポドリも大量に作らなくちゃいけないから大変だよ?」
そうだったのか。本当に偏見がすごかった。
桃井「大変だけど、やり甲斐あって楽しいから是非入ってね!」
マネージャーも悪くないなと思った。
少し、考えてみることにした。
ラッキーアイテム
福井の岡村いじり
34人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きゃらめるりぼんぬ - 気付かぬうちに15000hit超え…だと!?更新ペース落ちました(すみません)が、これからも見捨てずにこの作品をよろしくお願いします。掛け持ちしてる方はネタ切れ中なので更新停止してます。すみません。 (2018年6月30日 12時) (レス) id: 845d9aa2e8 (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめるりぼんぬ - ミリイ(灰崎信者)様、コメントありがとうございます。分かりました!出せそうだったら出します。「出せる」と断言出来なくてごめんなさい。 (2018年5月10日 23時) (レス) id: bc4f52654b (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 祥吾様も出して欲しいです 祥吾様が居ないキセキは嫌い(特に赤司、青峰、黄瀬嫌い祥吾様に酷い事したから) (2018年5月4日 18時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめるりぼんぬ - 宿題の合間に来ました。さくら様、コメントありがとうございます!アンケートもありがとうございます!参考にさせていただきます。 (2018年4月29日 15時) (レス) id: 9e874d92a7 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 面白くて続きを楽しみにしています。恋愛要素入れて欲しいです。更新これからも頑張ってください! (2018年4月29日 10時) (レス) id: ac76a0e345 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:きゃらめるりぼんぬ | 作成日時:2018年3月7日 20時