【黒バス】キセキ達には何か見えるそうです。

霊力Lv.1　転入生 ページ2

季節は春を過ぎ、段々暑くなってくる初夏6月。

私は早々に前の中学校とおさらばし、今日からこの帝光中学校に転入することになった。

突然だが、私は小学生のときは友だちがほとんどいなかった。

なぜかって？この嫌な目のせいで。

私は物心ついたときからこの世の者ではないナニかが見えていて、

いつもそのナニかとお話をしていた。

だから気味悪がられて親にも捨てられ、親戚の間をたらい回しにされた。

そして今は遠い親戚の伯父さん、伯母さんのところにお世話になっている。

今までの人とは違って、とても優しくしてくれる。

その小さな優しさが、私にはとても心地よかった。

とりあえずはこんな感じの人生を送ってきた。

今日からは新しい中学に新しい制服、新しいクラスメイトだから、気合いを入れて頑張ろう。

私は一歩踏み出した。


＊ ＊ ＊


下駄箱で靴を履き替えたところまではよかった。

問題はそのあと。

このむだに広くて大きい校舎のどこに職員室があるのか。

無駄に天井が高くて多くの変な美術作品が並べられている廊下。

しかもその廊下はたくさん分かれていて、まるで迷路のようだ。

とりあえず誰かに聞いて連れてってもらおう。

あそこのピンクの髪…ピンク！？まぁ、聞ければ誰でもいいか。

A「すみません、そこのピンクの方。

私に職員室までの行き方を教えて下さいませんか？」

ピンクの方はとても丁寧に教えて下さった。

そのお陰で無事にたどり着くことが出来た。ピンクの方、本当に感謝。

私はノックをして、担任の先生の名前を読んだ。


＊ ＊ ＊


先生は私に教室の前で待っているように言うと、中に入ってそのままHRを始めたようだ。

数分して、私が呼ばれたので中に入った。

先生「杠Aさんです。仲良くして下さいね。では、窓側の1番後ろの席について下さい」

今回こそは頑張って友達を作ろう。

そう、胸に誓った。

霊力Lv.2　ピンクの方→←設定　＊少し改良？しました

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