★第26話☆ ページ28
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それは突然だった
朝起きて、ご飯を食べて、二人で学校に向かう
平古場「ふわぁ〜眠ぃ…」
A「私も〜」
道中、ふわふわとした雰囲気で会話する
そこまではいつも通りだった
ドンッ
A「わっ…!」
平古場「っと!」
慌てて抱き留める
女1「あ、ごっめーん!」
女2「ちょっと何やってんのーw」
後ろから走ってきた女子生徒はAに強めにぶつかり、軽く謝って(?)笑いながら走り去って行った
平古場「やったー前見れー!」
二人にそう叫び、Aに視線を移す
平古場「大丈夫か?」
A「っ…はぁ…はぁ…」
平古場「A…?」
まるで全力疾走した後のように、だんだん呼吸が乱れていく
平古場「えっ、ちょっ…!」
木手「何事ですか?」
平古場「永四郎…!」
木手「とりあえず、移動しましょう」
永四郎はAをヒョイと抱え、すぐそこの公園に入るとベンチに降ろした
木手「Aさん、私の目を見てください。私に合わせてゆっくり呼吸してくださいね」
顔を上げて見えた瞳は、何かに怯えきっているように涙で潤んでいる
その後、永四郎のおかげで呼吸は落ち着いた
平古場「A〜心配したさ〜…」
隣に座り、ギュッと抱きしめる
木手「で、何があったんですか?」
平古場「いや…走ってた女子にぶつかられて…」
すると、Aはビクッと身体を震わせた
平古場「…あの二人と何かあったのか?」
過剰な反応にそう問うと、制服の裾を強く握られる
さらに、また呼吸が浅くなり始めた為、落ち着かせるように頭を撫でた
木手「…今詳細を聞くのは控えた方が良さそうですね」
そう呟いて立ち上がる
木手「今日は家に帰って休みなさい。平古場クンも一緒の方がいいでしょう。先生には私から話しておきます」
平古場「…あぁ。サンキュ」
どんな手段を使ったのかは知らねーけど、永四郎はその日のうちに、クラスの女子がAに悪質な嫌がらせをしていた事を暴き出した
で、何をしたかは知らねーけど、二度とそういう事をしないようしっかり釘を刺したらしい
…けど、もう遅かった。
その日を境にAは、家族以外の全ての女性に過剰反応するようになってしまった
すれ違う人にも、会話の中に出てくる人にも、TVの向こう側の人にも…
Aは一人でずっと耐えて耐えて耐え続けてきて、あの時ぶつかられた些細な出来事が最後の一滴になり、表面張力で保っていたモノが一気に溢れ出してしまったんだ
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soccer♪ - 吹雪彩香さん» ありがとうございます! (2020年7月26日 19時) (レス) id: f30235549d (このIDを非表示/違反報告)
soccer♪ - 海堂くんLOVEさん» (^∇^)b (2020年7月26日 19時) (レス) id: f30235549d (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - 初めまして作品見ました。更新頑張ってください^ - ^ (2020年4月20日 12時) (レス) id: 9f5e24e49c (このIDを非表示/違反報告)
海堂くんLOVE - 私は薫って呼んでます (2019年6月22日 15時) (レス) id: 53026d57c3 (このIDを非表示/違反報告)
soccer♪ - 海堂くんLOVEさん» 可愛いから"薫ちゃん"呼びしちゃってますw (2019年6月15日 1時) (レス) id: f30235549d (このIDを非表示/違反報告)
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