★第22話☆ ページ24
何だか複雑な気持ちになり、コーヒーに視線を落とす
A「…ありがと。そういえば、修二にぃはどうしてあそこに居たの?」
種ヶ島「ん?あー、鬼に言われて姫ちゃん捜しとったんよ」
無理やり話題を変えたけど、普通に返してくれた
A「そっか。別に用事があったワケじゃないんだけどね…」
種ヶ島「あれ?そーなん?」
A「食堂に居なかったから、どこ行ったのかなーって思っただけ」
種ヶ島「ふーん?何にせよ、脱走できるくらいには元気になったみたいで良かったわ」
そう言いながら体温計を持ってきて額に翳す
A「“脱走”って…」
種ヶ島「37.8…普通この熱で外散歩せーへん」
え、ちょっと上がった?
いやでも誤差の範囲だよね?
種ヶ島「それ飲んだら布団入っとき。少なくとも午前中はここに居るから」
A「…はーい」
その後横になったものの、やっぱり眠気は起きない
A「…コーヒー飲んだからなぁ」
種ヶ島「あれカフェインレスのコーヒーやろ?ミルクもたっぷり入れたし、あんま関係ないで」
A「むぅ…」
すると手を握り、反対の手で優しく頭を撫でてきた
種ヶ島「ほら、目ぇ瞑って」
A「…うん」
数十分後、静かな寝息が聞こえて来る
種ヶ島「…ふぅ。世話の焼けるお姫様やなぁ」
少し経つとドアが開かれた
齋藤「お疲れ様〜ありがとね」
種ヶ島「いいえ〜」
齋藤「体調はどんな感じだった?」
種ヶ島「熱は37.8あるんやけど、他は特に症状なさそうや」
齋藤「じゃあ、とりあえず点滴はいいや。もし次起きた時に38℃超えてたら教えてね」
そう言って出て行こうとすると、黒部コーチと柘植コーチが入ってきた
齋藤「おっと」
種ヶ島「わ、珍し…」
黒部「…少し気になりましてね」
柘植「あの様子、気にならない方がおかしいだろ」
なんちゅーか…
女の子の部屋に大人3人集まってんのシュールやなぁ…
齋藤「大丈夫。発熱以外は正常だよ」
黒部「ではやはり、
柘植「どうするんだ?」
齋藤「とりあえず様子見かなぁ」
黒部「変に刺激しても、傷口抉るだけですから」
柘植「ったく…せっかく“笑顔”が増えてきてたんだがな…」
A「ん…」
姫ちゃんが身動ぎして俺の手をキュッと握ると、一瞬、コーチらは我が子を見る親のように表情を緩めた
黒部「…さ。起きてしまわないうちに、我々は撤収しましょう」
柘植「あぁ」
齋藤「種ヶ島君、あとはよろしく〜」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
シューズ
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
191人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
soccer♪ - 吹雪彩香さん» ありがとうございます! (2020年7月26日 19時) (レス) id: f30235549d (このIDを非表示/違反報告)
soccer♪ - 海堂くんLOVEさん» (^∇^)b (2020年7月26日 19時) (レス) id: f30235549d (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - 初めまして作品見ました。更新頑張ってください^ - ^ (2020年4月20日 12時) (レス) id: 9f5e24e49c (このIDを非表示/違反報告)
海堂くんLOVE - 私は薫って呼んでます (2019年6月22日 15時) (レス) id: 53026d57c3 (このIDを非表示/違反報告)
soccer♪ - 海堂くんLOVEさん» 可愛いから"薫ちゃん"呼びしちゃってますw (2019年6月15日 1時) (レス) id: f30235549d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ