49スレ目『おバカ少女と男の匂い事情』 ページ8
くっそぉ……手が痺れていてぇ……
俺じゃなかったら即死だった、うん。何ボルトに設定したんだよコレ。
なんなの?俺が開けることを想定して設定したの?もう怖すぎて涙も出ねぇわ。
ブルッ、と体を震わせると、黄瀬がこちらを見た。
「あ、そういえばAっち、よく見たら薄着ッスね」
「あぁ、急いで出できたからな……。だからお前の上着貸せ」
「良いッスよ〜。俺、丁度温まってきたところだし」
「は?冗談に決まってんだろ?てかお前の服、デパートのトイレの匂いするからヤダ」
「香水ッス!!!失礼な!!」
「かと言って青峰は汗臭そうだから、ヤダ」
「誰もテメェに貸すとは言ってねえよ」
「というわけだ。火神」
「ん?別に良いけど」
そう言って自分が着ていた服を俺に着せる。
……わあ、すっげぇレ○アの匂いがするんだけど。女子か。
『…………説明を続けていいか?各自、自由に動き回りすぎだ』
「ハッ、忘れてた!……てか、各自ってなんだよ?」
『質問は今受け付けない。後でだ。
……それでだ。その指令をクリアすると、また次の指令が言い渡される。
合計、3つの指令をクリアすれば宝箱の在り処が分かる』
なるほど、とにかく従えってことだな。よし逆らおう。
……と思ったが、そんなことをすると殺されそう怒られそうなのでやめておく。
『ちなみにこれはチーム戦だ。計4つのチームで、既に俺が引いたクジで分けてある。
近くに居る者同士が仲間だ』
「へー、つまり俺らが仲間ってことか」
「…………マジで言ってる?」
そこに居るのは、どうあがいてもバカばっかり。
体力に自身があるだけど、知能は猿レベルの奴ら。
「……絶望的だな」
「あっ、でもほらっ!もしかしたら頭使う奴はあんま無かったり」
『指令書には様々なものが書かれている。必ずしも、体力系ばかりとは限らない。
暗号解読など、頭を使う指令も中には含まれている。
体力系ばかりと思っていたら、大間違いだぞ馬鹿共』
「「「…………」」」
もし、あの最初の指令書に書かれているのがソレだったら、詰みだな。
俺らはこの瞬間、同じことを思い、頷いた。
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真鶴 - お久しぶりです!学校のこととかで返信おくれて本当にすみません!私のまわりはけっこう腐の子多いですよww (2015年12月12日 20時) (レス) id: 9111b365ad (このIDを非表示/違反報告)
まこちー。@元:檸檬♪(プロフ) - お知らせ:もうそろそろ一気に更新します〜。明日か明後日くらいかな? (2015年12月12日 1時) (レス) id: 938da080e1 (このIDを非表示/違反報告)
ハク - 赤司君何やってるの((((゜д゜;))))って思った私は悪くない!(キリッ)こちらこそ遅れてすみませんm(_ _)m私の周りには黒バス好きな人いないんですよ〜腐女子的な意味でwww (2015年11月23日 21時) (携帯から) (レス) id: 68cf70fc9b (このIDを非表示/違反報告)
まこちー。@元:檸檬♪(プロフ) - 涼花さん» コメントありがとうございます〜(^o^) 応援嬉しいです!身にしみます……!これからも亀更新になりがちですが、頑張ります!ε≡≡ヘ( ´Д`)ノ (2015年11月22日 19時) (レス) id: 938da080e1 (このIDを非表示/違反報告)
涼花 - 面白いです!これからも頑張って下さいね〜! (2015年11月22日 9時) (レス) id: c34fb149ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まこちー。 | 作成日時:2015年4月12日 15時