56スレ目『おバカ少女とバカとアホとゴリラ』 ページ15
一方、その頃……
「え、えーっと、まず目を閉じたらいいんじゃないんスか?」
「あー、そうだな。……で、次なんだ?」
「耳を研ぎ澄ます、だってよ。……何か聞こえるか?」
「波の音しか聞こえねえけど」
「「「……どういう意味だこれ……」」」
あれからかなり時間が経つが、一向に謎が解けない。
三人寄れば何とかなる的なの聞いたことあるけど、バカが集まっても結果はバカ。
海の歌声?なんだよ海の歌声って!いみわかんねえし!厨二病かよ!!
……ハッ、厨二病?
「これが厨二病的、比喩だとしたら……」
「うわ、Aが比喩とか言ってる」
「うっせぇアホ峰!」
「で?これが厨二病的、ひ、ひゆ?だとしたらなんだ?」
「「(コイツ分かってねえな)」」
「あぁ、海の歌声っつーのは多分、波音だと思うんだよ」
「え?う、海の歌声イコール波の音ってことッスか?」
「……赤司、アイツまだ治ってなかったんだな……」
でもなんとなくみんな理解したらしい。
まあ、理解した瞬間「気の毒に……」みたいな感じになっているが。赤司ェ……。
「ってことは、海に向かえってことっスね!」
「波の音がすんのはこっちだな」
「なんで分かんの」
「天才だから」
「あーそうだな。アホの天才だな」
「なんか言ったかテメェ」
「あぁ?なんだやるのか?」
「おいおいお前ら。どっちもバカだろ」
「「Aだってバカだろ何言ってんだよ」」「あ゛!?殴んぞゴラ!!」
「もー!なんでバカってだけで喧嘩するんスかぁ!!」
などと騒ぎながら歩いていたら、あっという間に浜辺に着いた。ちけぇ。
「うわ、砂浜白!海青っ!青峰っちみたい!!」
「「青峰はこんなに澄んでないだろ」」
「よーしテメェらそこに座れ。殴る」
「そうやって私に乱暴するつもりでしょ!?エ○同人みたいに!(裏声)」
「まずはお前から殴るかA」
「イヤータスケテー(棒読み)」
「もうヤダ……このチーム……」
「お前も大変だな」「あんたもさっきケンカしてたでしょ」
と、その時だった。
「うぐっ、何故じゃ……何故なんじゃ……どうしてこんなにも……」
と、突然近くから声が聞こえた。それは、泣いているようにも思えた。
「まるでゴリラの呻き声だな。いや、ゴリラだな」
「えー、なんで浜辺にゴリラ居るんスか?」
「ゴリラって食えんのかな」
まあ、あまり気に留めなかったが。
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真鶴 - お久しぶりです!学校のこととかで返信おくれて本当にすみません!私のまわりはけっこう腐の子多いですよww (2015年12月12日 20時) (レス) id: 9111b365ad (このIDを非表示/違反報告)
まこちー。@元:檸檬♪(プロフ) - お知らせ:もうそろそろ一気に更新します〜。明日か明後日くらいかな? (2015年12月12日 1時) (レス) id: 938da080e1 (このIDを非表示/違反報告)
ハク - 赤司君何やってるの((((゜д゜;))))って思った私は悪くない!(キリッ)こちらこそ遅れてすみませんm(_ _)m私の周りには黒バス好きな人いないんですよ〜腐女子的な意味でwww (2015年11月23日 21時) (携帯から) (レス) id: 68cf70fc9b (このIDを非表示/違反報告)
まこちー。@元:檸檬♪(プロフ) - 涼花さん» コメントありがとうございます〜(^o^) 応援嬉しいです!身にしみます……!これからも亀更新になりがちですが、頑張ります!ε≡≡ヘ( ´Д`)ノ (2015年11月22日 19時) (レス) id: 938da080e1 (このIDを非表示/違反報告)
涼花 - 面白いです!これからも頑張って下さいね〜! (2015年11月22日 9時) (レス) id: c34fb149ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まこちー。 | 作成日時:2015年4月12日 15時