It will use the stand [ジョジョの奇妙な冒険] (ページ6)

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第六話 Self-introduction ページ6

その書類は、おそらくパスポートを作る為の申請書かなにかだろう。

出身や経歴などが書いてあった。

無論、この世界での「オレ」は存在自体がおかしい。

例えこの世界に「オレ」に似た奴が居たとしても、だ。

その出身や経歴は欺かなければ……。いや

どの道欺いても偽っても、世界には怪しまれるだけだ。

どうしてこの「オレ」がこの世界に干渉されたかはわからない。

だからこの五人とこれから行動してくにあたって、「オレ」は

歴史を……奴らの未来ってのを、変えても良いのだろうか。

変えれるのだろうか。特に、今からは花京院が危険だ。

アヴドゥルは回避して病院送りではないとしても、問題はそこだ。

「オレ」がここに居る時点でもはや歴史は変わったと判断する。

「お前さんも車に乗って貰う。ほれ、後ろに乗れ。」

ジョセフが運転席から顔と手を出して、指を指す。

「…ええと、岩埼さん…でしたよね。改めまして、ボクは花京院典明です。」

後ろの、積荷とか乗せるあの部分では、運転席と助手席以外の人がいた。

「ワタシはモハメド・アヴドゥルだ。占い師をしている。」

「オレはポルナレフ、宜しくな岩埼。」

イギー以外、勿論彼は自己紹介などする必要はないが。

「……岩埼(人1)…今年で15歳になる、宜しくな。」

「ゲッ？！お前…15歳なのかァ！？…全然承太郎くらいだと思ったぜ。」

ポルナレフは空条、花京院と順番に見比べた。

「ボクも、同じくらいだと思っていました。案外年下なんですね。」