It will use the stand [ジョジョの奇妙な冒険] (ページ43)

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=Last Train Home= ページ43

=…ガタンガタン、ガタンガタン、ガタン…=

「…………ここ、は。」

夕日がさす電車。電車、というより蒸気機関車のようにも思えた。

車窓から見えるのはエジプトの砂漠。

カイロの夜の街並み、SPW財団のヘリコプター。

五人の男達と犬一匹が、誰かの「死」を労っていた。

「…やあ、君が岩埼(人1)だね。…いや、古関Aと呼ぶべきかな。」

車内には、195㎝はある身長の高い男と金髪の男がいた。

「……あなたは、ジョナサン・ジョースター？」

「初めまして、の筈だけれど…どうやらディオのお陰でボクと君は既に出会っているようだね。」

ジョナサンはドサッとその大きな身長と体重を座席へ預ける。

「………オレは、死んだのか。」

「うん、そうだね。」

「ここで一生を過ごす、のか？」

「ややこしい事に、そうみたいだね。ボク達は決して関わる事のない人達だったから。」

「………これから、どうなるんですか、オレ…」

「…フン、このDIOとこの車内で一生を過ごすのだ。天国へ行く事も、地獄に行く事も出来ないこの『境』でな。」

「…………そう、か…………。」

「まあ、ボクは案外ココで過ごす事も悪くはないと思っているよ。何よりお腹が空かないのは楽チンだからね。」

「…これで本当の、終わりってか。ショボいもんだな。」

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