It will use the stand [ジョジョの奇妙な冒険] (ページ41)

今日:15 hit、昨日:3 hit、合計:24,124 hit

第四十一話 And I once again ページ41

=…少し前の岩埼とDIO…=

建物の上で2人きりになった岩埼とDIO。

DIOは傷一つなかったが岩埼は血がポタポタと腕から滴っていた。

「おい女、どうして「そう」してまでこのDIOを倒そうとする。お前はジョースター達とは関係のない人間の筈だ。」

「…テメェの質問に答える余裕があったなら、答えてやれるが……今はテメェの首と身体をぶち割る事しか頭にないね。」

すると岩埼はスタンド『与える』を繰り出す。

DIOは岩埼が触れない限りスローモーションの動きでいる。

その間に岩埼はDIOの首元を幾度となく蹴り続ける。

そう、岩埼のスタンドが「与える」限り。

そして、首と身体が分離したと思えば動きは解除された。

「何ッ！女、なんのつもりだッ？！このDIOにそんな事をしても無駄だァッ！」

「無駄な事なんてないね、あんたの身体にガソリンをぶちまけてマッチをポイっとすりゃ良い話さッ！」

そして、どこからかポリタンクを口に咥えて持ち出し身体にぶちまける。

マッチはすれないのでスタンドに擦ってもらう。

「女！このDIOにそんなちっぽけな炎が効くと思っているのか、無駄な事だッ！この程度の炎など、貴様の血を頂いて治せるッ！」

「………させない為に、オレはジョナサンの真似してんだぜ。」

動かない筈の腕で無理やり男の首を抱きしめる。

「(な、何ーーィッ？！こ、これはまるでジョジョがやっていた事と似ているッ！)後悔するぞ、女ッ！」