It will use the stand [ジョジョの奇妙な冒険] (ページ36)

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第三十六話 And smeared with blood ページ36

「ここにいたか、岩埼ッ。DIOは日が沈んでしまえば戦いは不利とわかってあえて街中に一時退却したようじゃ。ワシらは二手に別れて追う。」

ドカドカと、その195cmはある大男は岩埼を腕に抱えた。

正しくはお姫様だっこと表現すべきなのだが、岩埼はとても嫌がるだろう。

「………ジョセフ、オレは…………ッオレ、あいつ逃した、のか？オレの、せいか…？」

出血が多いせいか岩埼は少々混乱気味であった。

「承太郎、アヴドゥル。すまんがポルナレフといってやってくれ。花京院、イギーはワシとじゃ。」

ポルナレフはバイクを拝借するとアヴドゥルを後ろに乗せた。

空条は一人でバイクにまたがり少し遅れてDIOを追った。

ジョセフはそこにいた運転手に車を売ってくれと頼み花京院と乗る。

岩埼は後部座席へと横にさせた。

そうでなければ今何をすべきか見失ってしまいそうだからだ。

「…岩埼さん、深呼吸して…落ち着いて下さい。」

花京院は岩埼の隣で背中をさすった。

ジョセフが運転をしていると、道路の歩道から血にまみれた車が現れた。

「…あ、あの車はッ！」

すれ違うと、ジョセフの車ではなく血にまみれた車がUターンした。

「まずいッ！捕まっておれッ、花京院、岩埼ッ！」

=…ズギャギャギャッ…=

血にまみれた車を追うジョセフ。その車には邪悪の化身が乗車していた。