It will use the stand [ジョジョの奇妙な冒険] (ページ16)

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第十六話 Bullshit ページ16

「…さあ、あんたとはダウトで勝負してみたかったんだ。」

「…Good!!楽しくなってきた、良いでしょう。」

ダービーは早速トランプを切り始める。

「おい空条、こいつにイカサマがないか、オレがイカサマしてないか見ていてくれ。」

「………わかった。」

ポルナレフは我慢ならない、とでもいうようにテーブルを叩く。

「おい岩埼、さっきも言ったがオレたちゃノンビリしてる暇はねェんだよッ！」

すると岩埼は、その鋭い眼光でポルナレフを睨みつける。

これにはポルナレフも少しタジタジ。ジョセフもその圧倒さに驚く。

「……いっとくがよ、ジョセフ以外で賭け事のやった事あるヤツはいるのか。」

ポルナレフはまるで物が言い返せない。

「…フン。さあダービー、ダウトだ。始めるとしよう。」

「フフフ、宜しいのですか？」

ダービーはわざと不敵な笑みをこぼすと、岩埼は歯を出してニタリと笑った。

「……嗚呼。さあ、始めようか。」

それぞれに手札。配るのはダービー。勿論、ダービーはイカサマしている。

オレに豚のカードしか行かないようにしている。

だがオレは何もいわない。何もしない。それはこいつにオレの肝っ玉を見せつける為だ。

「…Aのカードからだぜ。」

「ダウト。」

ダービーは1枚目からダウトを仕掛けてきた。

「な、何ーーィッ？！」

「こいつ、一枚目からダウトを仕掛けてきやがったッ！」

しかし岩埼はうっすらと笑った。怪しく、不気味な笑いだ。

「さて…じゃあポルナレフ、オレのカードをめくってみな。」

裏返しのままのトランプをめくると、そこにはハートの「A」があった。