[文スト]兄、姉達は妹が大好きなようです2[短編集]

谷崎潤一郎・ナオミ リクエスト ページ2

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「はぁ、可愛いすぎますわA」

「もう恥ずかしいですわ！姉様も小さい頃からお美しかったです！」


久しぶりにアルバムを開いて、姉様とお話ししています


「わぁ、懐かしい、2人とも小さいね」

「兄様は昔から可愛いですわ！」


ーーー
谷崎side


昔から、僕達3人は仲が良かった

小さい頃、僕とAはいじめられっ子でナオミが良く助けてくれたな…

でも、僕が少し大きくなった時は2人を守ったことだってあるよ

泣きながら帰ってきたAを見たらどうしようもない程に怒りが湧いてきて、いじめっ子を逆に泣かせたこともあったけな


最近は女の子同士ってこともあってナオミとAはより仲良しだ


でも、何かあったら僕にも頼ってね
頼りないお兄ちゃんかもしれないけど、僕はナオミとAが大好きだからね


ーーー
ナオミside


「姉様、この時のこと覚えてます？」

「ええ、もちろんですわ！Aが恋文を初めて貰った日ですわよね？」

「あれ、結局だれがくれたかわからなかったんですわ」


当然ですわ、私と兄様がAに近づく男を良しとする訳がないです


「そうなんですの？シャイな方だったのですわよ、きっと」

「そうかもしれませんね！姉様と兄様は恋仲の方はいらっしゃらないんですの？」

「そうですわねぇ、今はまだ、大好きな兄様とAと一緒にいたいですわ」

「そうだね、僕も同じかな？僕もまだナオミとAといたいかな」

「じゃあ、Aもですわ！大好きな兄様と姉様と一緒にいたいです！」


本当に可愛い妹を持ちましたわ


Aを抱きしめたまま、兄様も巻き込んで床に倒れ込みました

兄様は困りながら、私と兄様でAを挟んで抱きしめてくれます


「大好きですわ、A」

「…僕も大好きだよA」



私たちは仲の良い兄妹ですわ、これからもずっとね

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