[文スト]兄、姉達は妹が大好きなようです2[短編集]

ドストエフスキー リクエスト ページ1

、


「兄様……また、こんな所で眠って」


少し長い兄様の前髪に触れて起こそうとしたけれど、髪に触れる前に私の手が掴まれた


「おはようございます、A」

「起きていらしたのですね」

「それより、Aはどうしたのですか？この時間にAが地下から出てくるなど珍しいですよ」

「あんな辛気臭い所はこりごりです」


やれやれ、と言った風に兄様は笑った


「次はどんな場所がご所望ですか」


夜の海が見える場所、そう言ってまた、兄様を困らせる様なわがままを言った


ーーー
ドフトエフスキーside


今夜も眠りから覚めた、私の姫君

Aの全てが尊くて、私はAに自分以外を教えなかった

Aは、自身の異能力の影響で太陽の光に当たる事が出来ない

眩しいほどの月光を浴びて窓辺に佇むA程美しいものは無い


「はぁ…退屈です」

「それでは、面白いものを見せてあげますよ…海の見える場所へ行きましょう」

「どこですの？」

「私の探し物もあるのですよ、あの場所は」


長い黒髪へ口づけを落とし、Aの首筋に顔を埋めた


「きっと、連れて行ってあげますよ
太陽の下へ」

「兄様、まだそんなことを仰っているの？」

「私の探し物が見つかればAの夢は叶います」

「兄様……」


明るい太陽の下で笑うAを心に思い描くだけで笑みが溢れる


きっと、見せてあげます


刻限が迫る前に





「Я тебя люблю безумно」

(狂おしいほどに、愛しています)




ーーーー


ものすごく、捏造でしたね

そして、未だにドストエフスキーさんのキャラが掴めていない作者の未熟さが身にしみます

リクエストありがとうございました

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