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88 差 ページ38

『それじゃあ始めます。』


ピーッ


最初に攻めるのは海常。

軽い試合とは言ったけど手を抜くとか、そう言う事を考えてる人はいない。


涼太のシュートを赤司がブロックして海常の空気が一気に冷える。

そのままボールは黛先輩の力で一気にゴール下まで飛ぶ。

それを小太郎がキャッチ。指2本のライトニングドリブルで笠松を抜きそのままダンク。


海常のキャプテンとエースがこうも簡単に砕かれてしまい海常は焦りの色で染まっていた。

その時だった。


ガンッ


ダムッダムッダムッ…


バタンッ


「ったあ…なんなの!?」


『小太郎…!!』


体育館の入り口から入ってきたであろうボールが小太郎直撃。

勿論ベンチは居ないため一時試合は中断。


あの時一番近くにいたのは…


『陽和ちゃん。ちょっとだけいい?』


「何?」


あの場所じゃ駄目だったから取り敢えず外にでた。

後は聞くだけだ。


『小太郎にボール当ててないよね。』


「は?急に話しかけてきたと思ったら疑うの?」


『一番近くに居たの陽和ちゃんだから。』


「当てようとしたらバレるでしょ?」


『……なんでやってないって否定しないの?』


「はぁあ!?何!?また私を裏切るつもりなの!?」


『裏切ったりはしてない。別に陽和ちゃんがしてないならいいけど』



「だから陽和h『選手を傷つけるのはやめて。』


「陽和はお手伝いだから今日しかいられないけど。絶対痛い目見ることになるから。」


『………』


「フフッ…まぁ葉山先輩に当てたのは私。まさか当たるとは思って無かったんだけど〜」


『なんで…』


「別に誰でも良かった。海常が負けたらマネージャーのせいとかにされたらめんどくさいから。」


『涼太達はそんな人じゃない。』


「Aちゃんと比べられたくないの。本当気持ち悪い。もう陽和に話しかけないで。」


そう言って彼女は体育館へと戻っていった。


『比べられるのが…嫌。か』

89 私のせい?→←87 洛山



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湯豆腐(プロフ) - 曲が分かりました!!頓珍漢の宴というボカロでした!!良ければ聴いてみてください(( (2018年1月28日 19時) (レス) id: f6c8369393 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:湯豆腐 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/bbs/su0203  
作成日時:2018年1月14日 14時

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