【黒バス】帝光主将コンビに愛されて。~3~ (ページ37)

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『成る程…』

赤司が指示を出しているとは言え全然桐皇よりチームプレー出来てるね。

バスケにチームプレーは必要ない。これは個々が強すぎるチームに限る。
勿論洛山は個々が強すぎるから個人プレー重視。

と、ここまでメモった所で肩に重みが降りてきた。

『……?』

「も～…マジで暇なんだけど～…此方来て～?」

『敦…海常と洛山の試合が終わったら行くね。多分あと30分くらい。』

「俺…あの人が来るのだけは嫌だから絶対ね?」

『分かった。……くすぐったい。』

「中学の時は俺と同じくらいだったのに～今じゃ大分違うね～切らないの?」

『めんどくさい。』

「そっか～じゃあまたあとでね～」

『ん。』

ｷﾞﾛｯ

『っ…』ｿﾞｸｯ

陽和ちゃんの視線って事は分かった。

え。マジで何なの。いい加減突っ込むのもめんどくさくなってきた。

『洛山集合してください。』

私の声で五人が集まる。

『まずは涼太は足腰がまだ出来てないから小太郎のドリブルなら抜ける。』

「分かった!!」

『森山先輩はブロックしずらいシュートフォームだけどシュート体制に入る時に若干癖があるからそこを黛先輩がバックチップでボールを取ってください。』

「あぁ。」

『実渕先輩は天、地、虚空を出来るだけ使わず赤司にパスを回してください。あ、第3Qから攻めて下さい。」

「分かったわ!!でもどうして?」

『誠凛や秀徳の用に海常には眼を持っている選手は居ませんが笠松先輩が結構鋭いので。』

「俺はどうすればいいんだ?」

『リバウンドが強い早川先輩が居るのでリバウンドをお願いします。』

「本当有能なマネージャーになったな。」

『私が元々無能だったとか遠回しに言うの止めて。まぁ赤司は私が言わなくても大丈夫でしょ。』

「あぁ。」