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85 眠い ページ35

海常の練習と洛山の試合。

初心者が見ても一目瞭然。練習の違いはほとんどない。
ただ…


実力の差がありすぎる。


『凄…』


凄い。凄いけど。このチームには信頼、チームプレイその他諸々欠けている。
欠けていると言うのは違うかも知れない。

存在しない。
それが正しい考えなのだから。

出ている所は同じでも、その下の根っこはバラバラ。
それが洛山。


『(変わってないんだ…あの時から。)』


大輝が一本外したら次入ればいいと言っていた赤司が
小太郎が一本外しただけで一度ベンチに戻す。


今の洛山に必要なのはただの勝利。
いや、


赤司の勝利だ。


『実渕先輩と根武屋先輩は1on1。黛先輩は小太郎とパス練でお願いします。』


「あら?征ちゃんは?」


『私は赤司と海常の練習を見てきます。』


「そうなのね!!」








『………』


「………」


無言。

まぁ海常の練習見に行くのにいくら広いとは言え同じ体育館なんだからそんなに距離ないけど
無言はさすがに辛いかな。


「日向の事…大丈夫なのか?」


『えッ…』ビクッ


急に話しかけてくるのはさすがに驚く。


『合宿だから分からないかな…何泊するんだっけ。』


「一週間だよ。」


『学校行かなくていいから楽だけど、ずっとバスケってのもね〜…』


「………」


『………』



また無言になったと思ったら急に手首を捕まれた。


『………?』


「昔は良く眠いと言って俺に寄ってきたのにもうそんな事はないのか…?」


『赤司…?』


「少し寂しいんだ。俺が僕である以上、Aとは分かり合えない部分も存在する。」


『そうだけど…そうだけど分かりたいって思ってるからいいんじゃない?』


「……!」


『………眠い時は赤司に言ってあげる。』


「そうだと嬉しいよ。」クスッ

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湯豆腐(プロフ) - 曲が分かりました!!頓珍漢の宴というボカロでした!!良ければ聴いてみてください(( (2018年1月28日 19時) (レス) id: f6c8369393 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:湯豆腐 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/bbs/su0203  
作成日時:2018年1月14日 14時

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