10 ページ10
in side
駅に着いて、そっと離れてしまった手が少し寂しかった。
本当はずっと繋いでいたかったな、、なんて思ってるのはきっと俺だけなんだろうな。
大ちゃんはよく恥ずかしいって言ってるし、仕方ないのかも。
それにしても今日はすっごく楽しかったな。
もっとずっと一緒にいたい…
できることなら離れたくない…
…………
…………
どうしよう…
俺って、すごく大ちゃんに執着してる気がする。
大ちゃんは俺にとって、初めてできた友達で、初めて好きになった人。
だからそんなことを考えてしまうのかな。
でもあんまり大ちゃんに執着してたら、きっと嫌われちゃうよね。
大ちゃんにだけは嫌われたくない…
「…………いのちゃん?」
「っ、え⁈」
「電車来たよ?」
「あ、うん…」
2人で電車に乗り込み、揺られながら家に帰った。
とにかく…
大ちゃんに嫌われないように気をつけよう。
217人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Tea time | 作成日時:2021年9月14日 16時