第18話 ページ25
貴女side
おいしいご飯も食べさせてもらって、高級ホテルに来た気分。
それでも気になるのはやっぱり視線。
見られてるなって思いながら食べるご飯は視線を感じていなかったらもっと美味しいだろう。
「それで、どっちからお風呂に入る?」
今はもう征君の部屋でゆっくりくつろいでる
「…その前にさ、やっぱり二人で寝ないといけないの?」
「いっそのこと恋人同士だから風呂も一緒にするか?」
「勘弁してください」
ホントやめてほしい、そういう冗談
「じゃあ黙って風呂に行くことだ。先いっていいよ」
断ったらどうなるか分かるよね?オーラを発する征君怖い
「…はい」
しょうがないので一番最初に入った。
あんまり一番風呂って好きじゃないんだけどな
ー∽ー∽ー∽ー∽ー∽ー
赤司side
「お風呂あがったよー」
彼女の声が後ろから聞こえる。
しかし、僕の理性は
「ダメだ、振り向いてはいけない、振り向いたらお前は地獄行きだ」
と囁く。
いったい理性とA、どっちを優先すればいいんだっ…
そこに
「いや、そこ悩むとこじゃないだろ。」
と冷静にツッコみながら理性とは逆方向に何気なく僕を誘導しようとしている輩が。
どっちを選べばいいんだっ…
「誘導する気さらさらないけど?」
「征君?さっきからブツブツ何言ってんの気持ち悪い」
「なっ…気持ち悪い…だと…?!その言葉は僕に対して発せられることがないようにこの人生をかけ
てまで努力してきたのに…」
「それ人生かけて努力するほどのことじゃないだろ」
なんだかAにツッコまれると素直に従ってしまう
それにしてもAの風呂上がりの姿はやけに色っぽい。
こう、僕を誘惑してきて…襲ってほしいとでもいうかのように。
いやいっそここで襲ってしまおう…ん゛っ、ん゛ー…
そんなことしたら嫌われるに決まっているじゃないか
…やっぱり僕はAに対して恋心を抱いているのだろう。
しかしアイツは僕のことは好きではないだろう、むしろ嫌悪すら感じているかもしれない。
でも…それでも好きになってしまったんだ、あの時から。
登校日の放課後に図書室で本を読む君の姿を見てから。
僕は今まで自分に嘘をつき続けた。
感情を押し殺し、誰にも見上げられる完璧な「赤司征十郎」を創り上げるため
・
・
こんな僕でも好きになってくれるだろうか…?
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雪軌(プロフ) - ニノシックさん» はあ、なるほど…では、少し話を進めていってフラグを立てるかは考えます。題名ってよくネタ切れするんでやめとこっかな…。 (2014年8月7日 19時) (レス) id: 93977732d0 (このIDを非表示/違反報告)
ニノシック(プロフ) - こんばんは、質問ですが、フラグをたてるのなら、もっと深く小説を書いたらいいと思います。題名は無理して書かなくてもいいと思います。 (2014年8月7日 19時) (携帯から) (レス) id: 520f38069b (このIDを非表示/違反報告)
雪軌(プロフ) - ニノシックさん» ありがとうございます!更新カメ以下ですが、見捨てないでください…!← (2014年8月6日 20時) (レス) id: 93977732d0 (このIDを非表示/違反報告)
ニノシック(プロフ) - 面白くなりそうですね〜次の更新楽しみにしてます (2014年8月6日 20時) (携帯から) (レス) id: 520f38069b (このIDを非表示/違反報告)
雪軌(プロフ) - ぜひ、こちらに感想、リクエストしてくださいっ!! (2014年8月6日 20時) (レス) id: 93977732d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪軌 | 作成日時:2014年8月6日 10時