29.かわいい後輩たち ページ29
「...はぁああああああ」
わたしと藍ちゃんを見た途端、いきなり大きなため息をついた翔くんはなぜかそのあと頭を抱えてしゃがみこんだ。...な、なんだよ文句あるのかよ。
「ショウ、どうしたの？」
「あ...い、いや。別にって...わぁっ！お、おいA！」
ゴニョゴニョと語尾を濁して話す翔くんに首を傾げていると、ふいに背中に感じた強い衝撃にバランスを崩したわたしは、あろうことかそのまま無様に床に倒れこんでしまった。
..................................。
「...ナツキ」
「Aちゃん、こんなところにいたんですか？僕、すごく探したんですから！...あ、藍ちゃんと翔くんも一緒だったんですね！」
「な、那月くん...」
...この天然野郎め。
なんて心の中で文句を言いながら顔を上げた途端、さっきの衝撃に勝る力でわたしと藍ちゃんに抱きついてきた那月くん。
「二人ともギューーーっ！」
「ちょ、ちょっとナツキ！？いきなりなんなの？苦しいから離して...！」
「おい那月！お前なにやってるんだよ馬鹿！」
「えぇー！何でですかぁー！？」
何がそんなに嬉しいのか、ニコニコと爽やかな笑顔を向けてくる那月くんに戸惑いつつも精一杯の抵抗を見せているとき、ふいに抱きつかれてる力が緩くなった。びっくりしてわたしの腕を掴んでいる人を見上げれば、目の前に立っていたのは少し不機嫌そうに眉を潜めた藍ちゃんで。
「...ボクのカノジョなんだからベタベタしないでくれる？」
「本当に藍ちゃんはAちゃんのことが大好きなんですねぇ」
「当たり前でしょ」
那月くんは藍ちゃんとその腕の中にスッポリと入ったわたしを見て、眩しいほどの笑顔をよりいっそう輝かせた。
「僕はだーいすきな二人が幸せになって、とっても嬉しいです！ね、翔ちゃん！」
「うっ！...ま、まぁな」
もうST☆RISHのみんなとは仲良くなれないって思ってたけど、こうしてこの二人に祝ってもらえるなんて本当に嬉しいな。
「二人ともありがとう！」
「...ショウは少し不満そうだけどね。でもまぁ、ありがとう」
少し照れくさそうにそう言った藍ちゃんが可愛くてついニヤついてしまう。
「あ、Aちゃん見ーーーっけっ！」
「アイアーイ！もーうっ！探したんだよ！」
「え？みんな...」
そして、後ろからいきなり聞こえてきた声にびっくりして振り向けば、なぜかパーティーグッズを抱えたみんながいた。
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☆白いちご☆(プロフ) - わかりました！ (2014年11月12日 18時) (
レス) id: 7b63d19b57 (このIDを非表示/違反報告)
環(プロフ) - ☆白いちご☆さん» はい！わかりました^ ^ 白いちごさんのリクエストに応えられるよう頑張ります！！こちらこそ本当にありがとうございました！！また何かあったら教えてくれると嬉しいです！！ (2014年11月12日 13時) (レス) id: 6bc2673fc1 (このIDを非表示/違反報告)
☆白いちご☆(プロフ) - ありがとうございます。 とても、楽しみにしてます！ オチは、誰でもいいです。今から、ワクワクしてきました。 (2014年11月11日 21時) (レス) id: 7b63d19b57 (このIDを非表示/違反報告)
環(プロフ) - 了解です！春くらいになるとおもうんですけど分岐点作って別な話書かせていただきます^ ^ オチはそのままかヘブンズの誰かかなと思ってるので、もし何かあったら教えていただけると嬉しいです！こちらこそリクエストありがとうございました！すごく嬉しかったです！！ (2014年11月11日 19時) (レス) id: 6bc2673fc1 (このIDを非表示/違反報告)
☆白いちご☆(プロフ) - はい。嶺ちゃんやレンみたいなやつです。オチ相手は、誰でもいいです。ヘブンズに移動してから幸せにの、シーンを書いてくれると、もっと、嬉しいです。また、わからないことあったら、聞いてください。こんな私に親切にありがとうございます。 (2014年11月11日 17時) (レス) id: 7b63d19b57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：環 | 作成日時：2014年4月2日 15時
