2.始まり ページ2
「と、盗作？」
みんなの言っている意味がよくわからなくて、何度も自分の頭の中で繰り返してみる。
「...えっと、つまり、わたしが春ちゃんの曲を他の生徒にあげたってこと？」
なんとか整理してそういう意味なのかと聞けば、当たり前のような顔をして頷いたメンバーのみんな。
「あなたしか考えられないんです」
「...ち、違うよね、A？」
「お前だろ？」
...わたし疑われてるんだ。そう思うとなんだかすごく悲しいな。
「違うよ！だって、わたしも春ちゃんと同じST☆RISHの作曲家なんだからそんなことするわけない！」
...お願い、信じて！
「だから怪しいんです」
「え？」
そんなわたしの切実な願いは届くことはなく、トキヤくんの冷たい言葉によってかき消されてしまった。
「だっていつも採用される曲はもう一人のレディの作曲したものばかりだったじゃないか」
「だからわたしが春ちゃんの曲を誰かに売って、自分の曲を採用させようとしたってこと？」
「違うのかよ」
「...違う！」
思わず大きな声が出てしまって自分でも驚いた。だって、わたしがそんなことするわけない。
「ま、どっちにしろ七海は傷ついちゃって塞ぎこんじゃったし、お前とはもう一緒にいれない」
──── 翔くんの言葉に一気に血の気が引いたのがわかる。
「お前には、自分の行動に見合うそれなりの責任は取ってもらう」
...待ってよ。わたしなにも知らない。
「...しょうがないね、レディ。」
嫌だ。離れたくない。みんなと一緒にいたい。
「わたしじゃないってば！」
「もうあなたのこと信じられないんです。すみませんけど...」
「！」
『すみませんけど、今後一切わたしたちと関わらないでください』
トキヤくんが言った言葉に、わたしの心の中のなにかが崩れていくのを感じた。
つまり、ST☆RISHの作曲家から外れろってこと？
ずっと一緒にいたわたしよりも春ちゃんをとるの？
「...そっか。今までありがとう」
その突きつけられた事実があまりにも衝撃的過ぎて、それだけ言うのが精一杯で。
翌日シャイニングさんから告げられた、マスターコースの先輩たちの専属作曲家への移動の話も嬉しいのか悲しいのか何も感じなかった。
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☆白いちご☆(プロフ) - わかりました！ (2014年11月12日 18時) (
レス) id: 7b63d19b57 (このIDを非表示/違反報告)
環(プロフ) - ☆白いちご☆さん» はい！わかりました^ ^ 白いちごさんのリクエストに応えられるよう頑張ります！！こちらこそ本当にありがとうございました！！また何かあったら教えてくれると嬉しいです！！ (2014年11月12日 13時) (レス) id: 6bc2673fc1 (このIDを非表示/違反報告)
☆白いちご☆(プロフ) - ありがとうございます。 とても、楽しみにしてます！ オチは、誰でもいいです。今から、ワクワクしてきました。 (2014年11月11日 21時) (レス) id: 7b63d19b57 (このIDを非表示/違反報告)
環(プロフ) - 了解です！春くらいになるとおもうんですけど分岐点作って別な話書かせていただきます^ ^ オチはそのままかヘブンズの誰かかなと思ってるので、もし何かあったら教えていただけると嬉しいです！こちらこそリクエストありがとうございました！すごく嬉しかったです！！ (2014年11月11日 19時) (レス) id: 6bc2673fc1 (このIDを非表示/違反報告)
☆白いちご☆(プロフ) - はい。嶺ちゃんやレンみたいなやつです。オチ相手は、誰でもいいです。ヘブンズに移動してから幸せにの、シーンを書いてくれると、もっと、嬉しいです。また、わからないことあったら、聞いてください。こんな私に親切にありがとうございます。 (2014年11月11日 17時) (レス) id: 7b63d19b57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：環 | 作成日時：2014年4月2日 15時
