卑怯なルール ページ25
「はーい、じゃあ授業始めるよ」
「「「よろしくお願いします」」」
雄英の教師になれるのは、主に一流ヒーロー。
だが昨晩、緑谷がネットを使って調べても、生真のヒーローとしての情報は一切得られなかった。
本当にプロヒーローなのか…？と、A組はまだ疑心暗鬼だ。
「もう知ってるとは思うけど、僕は氷惑生真。オールマイトの補佐役として、個性使用訓練で指導をするよ」
生憎とオールマイトは出張でいない。そのため今日の授業内容は生真に一任される。
「で、授業だけど……僕が暗条でAの担任をしてたのはもうAに聞いたかな？」
「知ってます」
「ん、じゃあ……_______今日は君らにAを捕まえてもらうよ」
にこ、と生真が笑う。
「は？」と爆豪、轟。それに続いて「どういうこと…？」と困惑する声があがる。
「簡単な話。全力で逃げるAを、全力で君らが捕まえる。ヒーローになったらよくあるシチュエーションでしょ？」
「し、質問をお許しください！ いくらなんでも、それじゃAくんが圧倒的に不利ではないでしょうか！？」
飯田の言葉には賛同が湧いた。
しかし、生真はそれを鼻で笑った。
「ハッ、なぁに、まさか
冗談でしょ、と生真がけらけら笑い、「A」とAを手招いて自分に近寄らせる。
「A、"出来る"でしょ？」
「…うん」
「なッ…！？ 嘘だろ、全員相手だぞ……！？」
「はい決まり！ 今から授業終了までに、Aを行動不能にしてね。出来なきゃ……ま、"腕一本"かな」
"腕一本"______折る、という意味だろう。Aの腕を。
ゾッとして、押し黙る。
「あと……Aが勝ったら、そうだなぁ…"友達"、作っていいよ」
「！」
Aがバッと生真を見た。
その瞳は、「いいの？ 本当に？」と、不安と期待で揺れている。
それに対して、「兄さん、嘘は吐かないだろ？」と生真が笑う。
Aが勝てば、轟や緑谷達…A組と、友達になれる。
A組が勝てば、Aは腕を折られない。
なんとも卑怯なルールだ。両者、本気にならざるを得ない。
(諦めてた……"友達"、兄さんが嫌がると思って、諦めてた……。でも、いいんだ…これに勝ったら……！！)
(クソ、否が応でもAと戦闘しろってのかよ…！！)
(ちくしょう…！ Aくんを守るためには、Aくんを倒さなきゃいけないのか……！？)
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Re:(プロフ) - るいるい＊*さん» 生真まで描いてくださるとは…！！ 驚いてスマホ投げてしまいました() 悪そうな顔がたまらないですね…！ありがとうございます！！ (2019年5月25日 6時) (
レス) id: 9081ea5a92 (このIDを非表示/違反報告)
るいるい＊*(プロフ) - Re:さん» こちらこそありがとうございました！ こっそり生真さんも描かせていただいたのでもし宜しければ…！ (2019年5月24日 23時) (レス) id: 8a21691ddc (このIDを非表示/違反報告)
Re:(プロフ) - るいるい＊*さん» 拝見&設定内での記載をさせて頂きました！！とても可愛い氷惑くんをありがとうございます…！！ イメージ通りでびっくりしました！！ 本当にありがとうございます…！ (2019年5月24日 22時) (レス) id: 9081ea5a92 (このIDを非表示/違反報告)
るいるい＊*(プロフ) - Re:さん» 早速描かせていただきました！ よろしければご確認ください…！【https://uranai.nosv.org/u.php/novel/xxstellexx3/】 (2019年5月24日 21時) (レス) id: 8a21691ddc (このIDを非表示/違反報告)
Re:(プロフ) - るいるい＊*さん» 了解しました！ありがとうございます、楽しみに待ってますね…(*`･ω･´) (2019年5月24日 19時) (レス) id: 9081ea5a92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Re: x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2019年5月18日 14時
