【黒バス】黄瀬君に告白したら呆気なくフられました。＊another

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俺としたことが、不覚だった……。

ジャンケンだけは勝つって自信あったのに!




「よし、A!次あそこ行こう!」


『はいはい……』




そんなにくっつかないで!

Aっちとの距離は!
俺以外の男は半径13メートルを保つってルールがあるの!!


……え?なにをしてるかって?


もちろん"追跡"、もしくは"尾行"!!




『私じゃなくて他の子とデートすればいいじゃないですか……それか彼女作る』


「い、いや……それがこれには続きがあって……」


『え?』



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「高尾、来てやったのだよ」


「やっと来たな真ちゃん!」




あれって緑間っち?

なんで2人の偽デートに?




「こいつが俺の彼女、Aだ!」


『え、ちょっとなに言ってるんですかっ』


「話合わせろよ!!」


「高尾、嘘の彼女は良くないのだよ」




ああ、そういうこと。

見栄を張ってついた嘘がバレないようにAっちを彼女役にした訳か……


いやそれでも許せないけど!

幼馴染だからって……酷すぎるっス!




『私、帰ってもいいですか?』


「だーめっ!」


「高尾が迷惑をかけてすまん。俺が言うのもなんだが逃げていいのだよ」


「逃げるってなんだよ!」




お辞儀をしてAっちが席を立ち、こっちへ向かってくる。

お?




『……ずっと気づいてましたよ』


「マジっスか……」




俺の彼女、洞察力が高い。




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