【黒バス】女遊びをやめた赤司君は彼女が好きすぎて困っているようです。

＊76 ページ38

・






綺「おねえちゃん！おきなくていいの？」







あ「んー…」







まだぼやけてる視界で時計を見る。




4時半…







あ「4時半っ！！？」







綺「わっ」







あ「綺古里ありがと！」






服を着替え、髪をとかし歯を磨く。





洗顔して…髪整えて…







あ「ちょっとお姉ちゃん出るからね！」







綺「うんっ」







＊







タクシーを捕まえ、なんとか空港に向かってる。





あ「あの！もうちょっとスピードでませんかね！？」






運転手「ええ！？無理ですよ！これが限界です！」







あぁあ…間に合うかな…。




征くんの乗る飛行機は5時15分発。





ギリギリってとこかも…。








＊








あ「おつりいりません！」







全速力で征くんのいる4番ゲートに向かう。






・





・








あ、あの赤髪は…！







あ「せっ征くん！征くんっ！！」








赤「…え、A？」







肩で息をする私を驚いて見てくる。






赤「なんでここに？」







あ「へ？だって虹村先輩が…」







赤「先輩？」







ま、まさか騙されたっ！？




くっそ見てろあの虹色！！←







赤「ふっ、急いで来たんだね」






乱れた私の髪を整えてくれる征くん。







あ「そ、そんなことより！イギリス行くんだよね！？」







赤「あ、そのことか」







と言い出した征くんの声を塞ぎるように、大きな声が響く。






「征十郎〜〜〜〜！！！」







赤「げっ、父さん」







えっ？




父さんっ！？






・

＊77→←＊75

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す