しえんと くあれんた い しんこ ページ47
ハリー「クラウチさんがどうしてるか知らない？試験の審査に来ないんだ」
ウ「ご主人様が…いない…？」
ハリー「うん」
ウ「そんな───ウィンキーは──ヒック──守ります──私に預けられた───ご主人様の秘密を───」
彼女はそう言うと、力尽きたかのように眠りこけてしまった。ほかの下僕妖精たちがすぐに彼女をテーブルクロスで隠した。
これからという時だったのに、と私とハリーは視線を合わせた。
ハー「隠したりしないで、どうしてウィンキーを慰めてあげないの！？」
ハーマイオニーはほかの下僕妖精が頭にきているようだった。
「お嬢さま。皆が皆ドビーのようだとは思わないでくださいませ！」
1人の下僕妖精が言い、ドビーが縮こまった。彼らはハーマイオニーを狂った人と見ているのがすぐに分かった。
「さあ！余分に食べ物を持ってきました！それでは、さようなら！」
『まだ食べてるのに！』
抵抗も虚しく、私達は外へ追い出された。
ロ「君ってどうして黙っていられないんだ？もう少しで聞き出せたのに！」
ハー「食べ物につられただけでしょう！」
彼女はこちらも咎めるように見たので、私はくすねたシュークリームを口に放り込んだ。
─────────
2人の険悪ムードは暫く続いたが、次の日の朝食の頃にはなくなっていた。
郵便配達の時間になると、ハーマイオニーはしきりに見上げていた。
『なにか頼んだの？』
ハー「ええ。日刊予言者新聞の購読。スリザリン生から聞かされるのはうんざりだもの。Aも色々気になるでしょう？」
『まーた嫌な言い方……うわっ！』
何かが頭に当たった。拾い上げると、手紙だ。さらに次から次へと私とハーマイオニーの机の上に手紙が落ちてきた。
ハリー「一体何部頼んだんだ！」
ハー「こんなに頼んでないわ！それに、Aにも来てるじゃない！」
ハーマイオニーが手紙を開けた。私も覗き込む。
『うわ…っ』
ハー「まあ！」
そこには、新聞紙の切り抜きで、ハリーとハーマイオニーの恋愛報道を鵜呑みにした誹謗中傷の手紙が入っていたを
『まさかこれ全部なんて言わないよな』
ハー「それ冗談のつもり？」
彼女が封筒を切りかけたのを、私は瞬時に杖を振って防いだ。
ハー「うわっ！何よ！」
『腫れ草の膿の匂いがする。開けたら危なかったよ』
ハーマイオニーがぽいとそれをなげた。
ハー「ああ、ありがとう…」
『私ちょっと行ってくる。ハリー、ロン、後片付けお願いしていい？』
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ユーレイ(プロフ) - 羽音さん» メッセージ、イラストともにありがとうございます！楽しく拝見させてもらいました。自分の小説からイラストまで書いていただけるなんて本当に嬉しいです。ありがとうございます！ (2019年6月1日 23時) (
レス) id: 44ca875d76 (このIDを非表示/違反報告)
ユーレイ(プロフ) - mikittyさん» 素敵なコメントにこちらこそニヤニヤしました……この焦れったい感じが書くのが楽しくて、どうしても長引かせてしまいます笑 (2019年6月1日 23時) (レス) id: 44ca875d76 (このIDを非表示/違反報告)
羽音(プロフ) - メッセージに書いていたURLです！→http://uranai.nosv.org/img/user/data/0/9/a/09ad2710a06e0237527c6512112dc071.png (2019年5月31日 21時) (レス) id: d257d5a444 (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - 更新されているとニヤニヤしちゃうくらいに好きです…お互いに焦れったい感じがたまりません！セブルスという人物をとても細かく丁寧に描いている素晴らしい作品です。これからも楽しみにしています！ (2019年5月31日 1時) (レス) id: 05ebd46207 (このIDを非表示/違反報告)
ユーレイ(プロフ) - パンジーさん» 空きコマのお供にしてもらえてよかったです！！(！？) さらに面白いと思って貰えるような展開にできたらと思ってます。楽しいコメントありがとうございました！ (2019年5月30日 21時) (レス) id: 44ca875d76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：O
| 作成日時：2018年10月23日 12時
