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ハリー「それに、僕らは残念ながらホグズミードに行けない。ずっとホグワーツの中さ。これで安全だろう？」
ロ「そんなことってあるかよ！」
ハー「マクゴナガル先生のサインとか…だめなの？」
『できたらやってる』
私がため息混じりに言った。
『まともな保護者がいないと、どうにもならないよ。まあ、だからホグワーツにいつもいるんだけど』
私が自嘲気味に言うと、3人は目を丸くした。
ハリー「じゃあ、君も僕と同じで───」
『まあ、サインがダメなら自分で抜け穴から行くけど』
ハリーを遮ってさらりと言うと、すぐにハーマイオニーからお咎めが飛んでくる。
ハー「ダメよ！どんなに危険なことか…」
その時、お菓子の車内販売が丁度良くやってきた。深く聞かれなかったことにほっと胸をなで下ろす。
ク「事情を話すの、遅すぎますよね？」
『機会が無かったんだもん』
私が言うと、彼は仕方ないといつものように肩を落とした。
ロンはちらりとルーピン先生の方に気をつけている。
ロ「この人、起こすべきかなぁ？」
『大丈夫だよ。着いたら起こそう』
そっと彼の寝顔を覗き込んでみる。
『かっこいいよねえ。この草臥れた感じがなんとも』
ク「セブルスよりずっと」
『教授はあの髪の毛と性格のせいなの』
私が低く言った時、コパートメントの前に数ヶ月ぶりの姿が見えた。
『ドラコ！』
ド「やあ、A。…おや？いかれポッターに取り巻きのウィーズリーじゃないか」
彼の気取った口調に、ロンは弾けるように立ち上がった。
ロ「何だと？もう1度──」
『2人共。ここに先生いるよ？』
クイッと親指でルーピン先生を指さす。2人は渋々と言った様子で口を閉じた。
ド「───A、ホグワーツで」
ドラコはそれだけ言って、私達に背を向けて出ていってしまった。
ロ「なんだよあいつ！今度また何か言ったら…」
ハー「ロン」
悪態つくロンに、ハーマイオニーは先生をちらりと見ながら言った。
ルーピン先生はぐっすり眠り続けていた。
その後しばらくすると、汽車のスピードが急激に落ち始めた。
『ん…？どうしたんだ？』
ハー「まだ先のはずよ？」
ハリー「故障でもしたのかな？」
ロンは手で窓を擦って外を見た。
…あれ、まずい。
私は、自分があろうことかディメンターへの対策を一切してこなかったことを思い出し、クィリナスにぎこちない笑顔を向けた。
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あんず - 初めまして。私もスネイプ大好きです！仕事の合間にニマニマしながら見てます(笑)素敵過ぎる作品に感謝です！これからも頑張ってください！！ (7月4日 21時) (
レス) @page8 id: a382905644 (このIDを非表示/違反報告)
あんず - 初めまして (7月4日 21時) (レス) @page8 id: a382905644 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー - すっごく面白くて、続きが気になって、ここまで一気に読みました！寝不足です笑 この先もすごく気になるし、どんな結末を迎えるのかワクワクしながら読み進めますね！これからも楽しみにしてます！私もセブルス大好きです！素敵な作品をありがとうございます！ (2022年4月5日 23時) (レス) id: 6477d40512 (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - はじめまして。とらんとぬふのページで思わず泣いてしまいました…笑 占ツクで泣いてしまうなんてと思ったけど、本当に心動かされました。この小説に出会えて良かったです。スネイプ先生への愛が増しました笑 心からありがとう！！ (2019年9月19日 14時) (レス) id: 1e7e266fc1 (このIDを非表示/違反報告)
ユーレイ(プロフ) - 第一部隊さん» とっっっても嬉しいです！笑 頑張ります！！！ (2017年12月30日 23時) (レス) id: 19fb53cdaa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：O
| 作成日時：2017年10月7日 16時
